Project/Area Number |
22K16562
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 55030:Cardiovascular surgery-related
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Research Institution | National Cardiovascular Center Research Institute |
Principal Investigator |
生田 亜由美 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 病院, 非常勤医師 (50818424)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
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Keywords | 心筋再生治療 / 羊膜間葉系幹細胞 / 拡張型心筋症 / 幹細胞治療 / paracrine効果 / aMSC-dressing法 |
Outline of Research at the Start |
重症心不全の原因として重要な、拡張型心筋症に対する新規治療法として、幹細胞を用いた治療について世界中で研究が行われている。申請者は、拡張型心筋症モデル動物に対し、幹細胞の一種である羊膜間葉系幹細胞(aMSC)を心表面に静置する方法を検証し、心機能改善効果が示された。しかしそのメカニズムは明らかになっていない。したがって、拡張型心筋症に対するaMSC投与による心機能改善のメカニズムと治療のレスポンダーを解明することを目的として研究を行う。拡張型心筋症モデルの小動物に対し、aMSCを心表面に静置し、一定期間心機能評価を行った後に摘出した心臓検体を用いて、分子生物学的・組織学的解析を行う。
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Outline of Annual Research Achievements |
拡張型心筋症は、本邦における重症心不全の原因疾患として重要な位置を占める難治性疾患である。根本的な治療法は見つかっていないが、これに対する新規治療法として、幹細胞投与によるパラクライン効果を用いた治療について世界中で研究が行われているが、まだ実臨床において高い効果が得られていないのが現状である。申請者は、拡張型心筋症モデル動物に対し、ヒト羊膜間葉系幹細胞を心表面に静置する方法による心機能改善効果を検証するpilot studyを行い、安全かつ心機能改善に高い効果を有することが示唆された。これは、免疫細胞を介したsecondary paracrine効果によるものと考えられるが、現時点ではそのメカニズムは明らかになっていない。したがって、本研究では、「拡張型心筋症に対するaMSC-dressing法による心機能改善効果は、免疫細胞を介したsecondary paracrine効果によるものである」ということを仮説とし、拡張型心筋症に対しヒト羊膜間葉系幹細胞を投与した際の心機能改善のメカニズム及び治療のレスポンダーを解明することを目的として行っている。 令和5年度は、拡張型心筋症モデルのマウス、ラットの心臓を摘出しその組織学的評価を行った。マクロファージ等の炎症細胞の発現を評価し、幹細胞非投与群と比して幹細胞投与群のほうが炎症細胞が多く発現しているという結果が得られた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
令和5年度は摘出標本の組織学的、分子生物学的評価を行う予定としていた。実験に適するモデル動物が予定通りに繁殖できなかったため、標本数が予定数に達していないことと、申請者の産休による実質研究期間の短縮のため予定よりも進捗が遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き犠牲死にて心臓を摘出し、術後4週時点での分子生物学的・組織学的解析を行い、間葉系幹細胞投与による心機能改善のメカニズムについての検討を行う。また、必要に応じて術後1週時点での心臓検体についても同様の評価を行う。
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