細胞外小胞の革新的サーフェスオーム解析を用いた肺癌早期診断バイオマーカーの開発
Project/Area Number |
22K16566
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 55040:Respiratory surgery-related
|
Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
加藤 毅人 名古屋大学, 医学部附属病院, 病院講師 (40718334)
|
Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2022: ¥2,470,000 (Direct Cost: ¥1,900,000、Indirect Cost: ¥570,000)
|
Keywords | エクソソーム / 肺癌 / バイオマーカー / 細胞外小胞 |
Outline of Research at the Start |
本研究では肺癌手術検体を利用し、腫瘍内及び血中の細胞外小胞(EV)を用いたサーフェスオーム解析と超高感度デジタルEVアッセイから新規EVバイオマーカーの開発を行う。これまでの研究から多様なEVを含む血中から癌特異的EVを同定するためにEVサーフェスタンパクを指標とする方法が有用と考えられる。そこで腫瘍検体内からEV画分を抽出し、そのサーフェスオーム解析を行うことで癌由来のEV上に高頻度に発現する表面タンパクを同定し血中EVに対して標的癌表面タンパクを利用した超高感度デジタルEVアッセイを用いてバリデーションを行う。本研究によって早期診断率を向上させるリキッドバイオプシーの開発に繋がると考える。
|
Outline of Annual Research Achievements |
肺癌腫瘍由来EVのプロテオミクス解析からいくつかのターゲットタンパクを同定し、パブリックデータから癌特異的に発現するタンパクであることやEV表面にある可能性が高いことをバリデーションした。 候補タンパクのうち一つを使用して初めに肺癌細胞株のライセートを使用して超高感度EVアッセイを行ったところ強陽性を確認できた。 そのため肺癌患者及び非癌患者の血漿を用いた超高感度EVアッセイを行い、非癌患者と比較して肺癌患者において陽性率が高い傾向にあることを確認した。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
バイオマーカーのターゲット候補となる肺癌特異的エクソソーム表面タンパクの同定に難渋した。
|
Strategy for Future Research Activity |
バイオマーカーの候補タンパクはほぼ同定できたため、今後は超高感度EVアッセイをより多くの血漿サンプルで行い、バイオマーカーの有用性をバリデーションしていく。
|
Report
(2 results)
Research Products
(5 results)