The understanding of early phase of neuropathic pain associated NO and TRPM2
Project/Area Number |
22K16599
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 55050:Anesthesiology-related
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
大西 毅 新潟大学, 医歯学総合病院, 助教 (60804573)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 神経障害性疼痛 / カルシウムイメージング / フラビン蛋白蛍光イメージング / 一酸化窒素 / TRPM2受容体 |
Outline of Research at the Start |
本研究では神経障害性疼痛の慢性期移行時の作用機序解明を主な目的に,最適な疼痛モデルマウスの作成および低侵襲かつ安価で幅広く行える手法を検討する.また,神経障害性疼痛初期段階の神経型一酸化窒素合成酵素とTRPM2受容体の関連性についても検討し,機序の一端を明らかにしたいと考える.
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Outline of Annual Research Achievements |
申請者は、神経障害性疼痛など身体に苦痛を伴う疼痛を惹起する病態について、その発症初期段階の機序解明を目指して研究活動を行っている。当該年度は、今後の実験を行う上で最適なモデルマウスの確立を主な目的に検証を行った。 カルシウムイオン結合性の緑色蛍光発色であるGFPを内包するG-CaMPマウスを用いたイメージング法(G-CaMP法)を、これまで申請者が行ってきた wild type マウスによるフラビン蛋白蛍光イメージング法(FFI法)と比較した。麻酔後マウスの頭部を固定し、大脳皮質体性感覚野を経頭蓋的に観察した。刺激は触覚刺激を行い、50 Hzの小刻みにふるえるような刺激と、1 Hzのなでるような刺激をそれぞれ0.5秒間施行した。その結果、刺激に対する最大の反応強度は、50 Hzについては、G-CaMP群が1.984±0.507%に対してFFI群が0.512±0.072%、1 Hzについては、G-CaMP群が1.835±0.337%に対してFFI群が0.291±0.051%と、いずれの刺激でもG-CaMP群で有意に強い反応を認めた。また、G-CaMP群とFFI群のマウスがそれぞれ最大反応強度に達する過程における、半増時間と最大値から基準値まで減弱する半減時間についてそれぞれ調べた結果、1 Hzの触覚刺激に対する半増時間についてG-CaMP群で有意に短縮し、刺激に対するより鋭敏な反応を認めた。 上記の結果については、令和5年6月に開催される日本麻酔科学会第70回学術集会にてポスター形式で成果を発表予定である。また現在は、上記2群に対して温痛覚刺激の実験系を整備し、実験を開始したところである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初の計画では疼痛発症直後モデルマウスの検証と並行して、初期段階の疼痛を誘発する原因物質の候補として念頭に置いた神経型一酸化窒素(nNOS)と、Transient Receptor Potential Melastatin 2 (TRPM2) 受容体の組織学的な検討も行う予定であったが、先述したイメージングの実験にエフォートを割いており、まだ実現できていない。今年度中に疼痛モデルマウスの比較・検証について一定の見解を示し、候補物質の選定と検証に尽力していきたいと考えている。
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Strategy for Future Research Activity |
これまで行ってきた結果の比較や解析作業に加えて、現在はG-CaMP群とFFI群について、温痛覚に対する応答について比較検討中である。これらの成果について適宜発表や公開を行い、レターなどの短編的な形式で論文投稿を行うことも検討中である。 また、当初の研究目的である神経障害性疼痛などの慢性疼痛に移行する初期段階の作用機序解明についてもnNOS、TRPM2を念頭に候補物質を選定し、これらの疼痛に苦しむ患者の減少や苦痛の軽減に少しでも寄与していきたいと考える。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)