Project/Area Number |
22K16646
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 55060:Emergency medicine-related
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
鈴木 恵輔 昭和大学, 医学部, 助教 (70914224)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | 熱産生 / 熱中症 / PACAP / 褐色脂肪組織 / 深部体温 / 熱放散 / 非ふるえ熱 |
Outline of Research at the Start |
熱中症患者数は近年の災害級の猛暑の影響で増加している。人間の体温は熱産生と熱放散がバランスをとり37℃付近に維持されているが,熱中症患者の体温は40℃を超えることも珍しくない。これは外気温の上昇により,熱放散が減少するために起こる。現在はクーラーの使用などにより外気温を低下させ,熱放散を増加し予防しているが,不十分な場合も多く,新たな予防法の開発が急務である。申請者は熱中症の新しい予防戦略を構築するために熱産生の減少に着目する。本研究は熱中症時の熱産生と熱放散のホメオスタシスを理解し,熱産生を修飾する新しい熱中症の予防戦略を構築することを最終目標とする。
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Outline of Annual Research Achievements |
ヒトの体温は、熱産生と熱放散がバランスを取り合い37℃前後に厳密にコントロールされている。熱中症ではこの熱産生と熱放散のバランスが崩れることにより、体温上昇を引き起こし多臓器障害が引き起こされる。当該研究の目的は熱産生に着目しこれをコントロールすることで新たな熱中症予防法や熱中症治療法を開発することである。今回、熱産生メカニズムの異なるマウスを用いることにより、熱産生を減少させれば熱中症を予防できる可能性が見いだされた。この結果を基に昨年はInternal Journal of Molecular Science誌に”Effect of PACAP on Heat Exposure”を投稿し,本年度は”下垂体アデニル酸シクラーゼ活性化ポリペプチド(PACAP)の効果から考える新たな熱中症予防戦略”とういタイトルで第51回日本救急医学会優秀演題セッションであるハイライトセッションにおいて報告を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
令和5年度は臨床業務の負担が大きく、研究に予定通りのエフォートを割くことが出来なかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
非ふるえ熱産生の阻害・抑制は暑熱暴露ストレスに干渉するか?を明らかにするためにマウスに薬剤投与や外科的処置を加えて問いを明らかにしてく。
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