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初期卵胞発育促進因子を用いた卵巣機能低下症の治療法の開発

Research Project

Project/Area Number 22K16855
Research Category

Grant-in-Aid for Early-Career Scientists

Allocation TypeMulti-year Fund
Review Section Basic Section 56040:Obstetrics and gynecology-related
Research InstitutionUniversity of Toyama

Principal Investigator

伊東 雅美  富山大学, 学術研究部医学系, 助教 (80916247)

Project Period (FY) 2022-04-01 – 2025-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,730,000 (Direct Cost: ¥2,100,000、Indirect Cost: ¥630,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
Keywords生殖医療
Outline of Research at the Start

卵巣刺激低反応性の卵巣機能低下症では,採卵しても得られる卵子数は少なく,妊 娠 率 が 低いことが臨床上の大きな課題である.我々はBMPが初期卵胞発育を促進する機序の一つとして顆粒膜細胞においてスフィンゴシンキナーゼ1を増加させ,スフィンゴシン1-リン酸を介したHippoシグナルの抑制を誘導することでGCsの数を増加させることを明らかにした.本研究では臨床応用への基礎実験として,初期卵胞に対する直接的なBMP-2の作用の解明,ヒト卵巣組織に対するBMP-2の生殖生理の解明, 半減期が非常に短いBMP-2を卵巣に送達する方法の確立を目指す.

Outline of Annual Research Achievements

卵巣顆粒膜細胞は栄養供給やホルモン産生などの卵子成長に重要な役割を果たす細胞であるが、子宮内膜症などの疾患に伴う酸化ストレス上昇はその機能を低下させるため、酸化ストレスに耐性化をもたらし、かつ人体に無害な試薬は不妊治療の成績向上をもたらす治療薬となりうる。
現在、我々は非黄体化顆粒膜細胞株を用いて酸化ストレス耐性をもたらす試薬を検討する中でトレハロースに着目した。トレハロース処理により顆粒膜細胞の酸化ストレス耐性は上昇しており、その機序として細胞内の恒常性維持機構であるオートファジーの活性化と加齢に伴い上昇するとされるオートファジーの抑制因子の発現抑制が機序となっていることが分かった。次年度は、ストレス耐性を生じる機序の解明に向けて検討を進めるとともに、患者卵巣組織を使用した実験を計画している。
研究成果の社会への発信として、現在、学会での報告を行っており、今後は検討不十分と思われる点を研究するとともにヒト卵巣組織を用いた検討を計画し、論文での報告を行う予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

酸化ストレス耐性化機序の検討を行っているが、これまで報告のないオートファジー経路が関与しているためか機序解明に難渋している。また、ヒト卵巣組織を回収は少しずつ進んでいるが、標準治療として月経周期のある正常卵巣を回収することは一朝一夕では難しく時間を要している。

Strategy for Future Research Activity

・酸化ストレスをもたらす機序の実験結果の確証性が取れた後、疾患等の標準治療のため卵巣組織を切除する患者を対象にヒト卵巣組織での研究を行っていく。

Report

(2 results)
  • 2023 Research-status Report
  • 2022 Research-status Report

URL: 

Published: 2022-04-19   Modified: 2024-12-25  

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