Project/Area Number |
22K16909
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 56050:Otorhinolaryngology-related
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Research Institution | Chiba Cancer Center (Research Institute) (2023) Chiba University (2022) |
Principal Investigator |
三田 恭義 千葉県がんセンター(研究所), 頭頸科, 医長 (60868074)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | 頭頸部扁平上皮癌 / 腫瘍免疫 / 腫瘍浸潤リンパ球 / stem like CD8 T cell / 3次リンパ構造 |
Outline of Research at the Start |
頭頸部癌は現在増加傾向にあるが、治療後再発を繰り返す症例や、治療抵抗性を示す症例など治療に難渋することも少なくない。 近年免疫チェックポイント阻害薬の出現とともに、がん局所における免疫反応の重要性が明らかとなってきた。 本研究では手術により切除された頭頸部癌組織と所属リンパ節組織を対象に、(1)3次リンパ構造(TLS)の成熟と腫瘍浸潤リンパ球 (TIL)・所属リンパ節中のTSL細胞に焦点を当てて解析し、(2)TLSの量的・質的変化がstem like CD8 T細胞(TSL細胞)の腫瘍内への誘導・維持にどのような影響を与えるのか解明することを目的とする。
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Outline of Annual Research Achievements |
頭頸部扁平上皮癌(HNSCC)は現在増加傾向にあるが、治療後再発を繰り返す症例や、治療抵抗性を示す症例など治療に難渋することも少なくない。近年免疫チェックポイント阻害薬(ICI)の出現とともに、がん局所における免疫反応の重要性が明らかとなってきた。特に所属リンパ節(dLN)のstem like CD8 T細胞(TSL細胞)の存在、腫瘍内に形成される3次リンパ構造(TLS: Tertiary Lymphoid Structure)の形成・成熟が腫瘍免疫に重要であることが示されている。本研究では(1)手術により切除された頭頸部癌組織と所属リンパ節組織を対象に、TLSの成熟と腫瘍浸潤リンパ球 (TIL: Tumor Infiltrating Lymphocytes)・dLN中のTSL細胞に焦点を当てて解析し、(2)TLSの量的・質的変化がTSL細胞の腫瘍内への誘導・維持にどのような影響を与えるのか解明することで抗腫瘍 免疫応答の詳細を明らかとし、頭頸部癌における予後予測、がん免疫療法の新たな標的同定を目的としている。 2022年度は、千葉大学医学部付属病院にて手術加療を受けたHNSCC症例より原発巣およびdLNの検体回収を行うとともに、予備的解析として腫瘍浸潤リンパ球(TIL)・dLN中のリンパ球に対するフローサイトメトリー(FCM)、免疫組織化学(IHC)による解析をおこなった。 2023年度はヒト腫瘍サンプルを用いそれぞれの解析を継続するとともに、TSL解析の結果とFCM解析の結果の相関についても解析を進め、その結果としてTLSの質的変化が腫瘍内のTSLや疲弊CD8T細胞数と相関する可能性が示唆されている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
FCM, IHCの予備的な解析は進んでいるが、解析に足る組織が採取できる症例が予定よりも少なく、検体数が予定を下回るため。
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Strategy for Future Research Activity |
今後も引き続き検体回収と解析を進め、TSL細胞の機能解析やTLSの成熟度解析、臨床経過との相関解析などを進めていく予定である。
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