Project/Area Number |
22K16971
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 56060:Ophthalmology-related
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
波多野 誠 山口大学, 医学部附属病院, 学術研究員(寄附金) (90860669)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,730,000 (Direct Cost: ¥2,100,000、Indirect Cost: ¥630,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
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Keywords | HSF / VEGF / 神経保護 / 網膜変性 |
Outline of Research at the Start |
網膜色素変性や黄斑ジストロフィーなどの網膜変性疾患は不可逆性な組織障害を引き起こし、最終的には社会的失明に至る予後不良な疾患である。本研究でHSF1ノックアウトマウスを用いた光誘因性網膜変性モデルを用いることで、HSF1-HSP-VEGFカスケードを介した網膜神経保護について研究し、最終的にはVEGFを介した神経細胞の保護作用の機序を解明し、網膜変性疾患の新たな予防や治療法の開発に繋げる。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、HSF1ノックアウトマウスを用いた光誘因性網膜変性モデルを用いることでHSF1-HSP-VEGFカスケードを介した網膜神経保護について研究する。研究 実施計画は以下の3つに分けられる。(1)光誘因性網膜変性モデルにおけるVEGFの発現、局在の確認、(2)VEGFによる視細胞のアポトーシスへの変化を確認、 (3)VEGFによるミスフォールディングの変化をin vivoおよびin vitroの実験にて明らかにする。 (1)光誘因性網膜変性モデルにおけるVEGFの発現、局在の確認: 実施中である。抗VEGF抗体の組織染色の条件が難しいため検討中である。現段階ではHSFノックアウトマウスと野生型マウスに明らかな有意差はないようである。 (2)VEGFによる視細胞のアポトーシスへの変化を確認: 未実施である。 (3)VEGFによるミスフォールディングの変化を確認: HSF1ノックアウトマウスに光照射を行い、VEGF発現を確認したが、明らかな染色像が得られなかった。HSP関連蛋白質の発現をPCRにて確認したが、mRNAレベルでの発現において、野生型との明らかな差は認めなかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
(1)光誘因性網膜変性モデルにおけるVEGFの発現、局在の確認: 抗VEGF抗体の組織染色の条件が難しいため検討中である。 (2)VEGFによる視細胞のアポトーシスへの変化を確認: VEGFに対するsiRNA、ブロッキング抗体や阻害薬などのマウスへの投与方法について、再現性のあるアッセイの樹立中である。(1)の実験の検討を優先しているため遅れている。 (3)VEGFによるミスフォールディングの変化を確認: HSF1ノックアウトマウスに光照射を行い、VEGF発現を確認したが、明らかな染色像が得られなかった。HSP関連蛋白質の発現をPCRにて確認したが、mRNAレベルでの発現において、野生型との明らかな差は認めなかった。実験条件について再検討中である。
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Strategy for Future Research Activity |
(1)光誘因性網膜変性モデルにおけるVEGFの発現、局在の確認: 抗VEGF抗体の組織染色の条件が難しいため検討中である。 (2)VEGFによる視細胞のアポトーシスへの変化を確認: VEGFに対するsiRNA、ブロッキング抗体や阻害薬などのマウスへの投与方法について、再現性のあるアッセイの樹立中である。(1)の実験で有意な結果が得られた際には実験を進める予定である。 3)VEGFによるミスフォールディングの変化を確認: HSF1ノックアウトマウスに光照射を行い、VEGF発現を確認したが、明らかな染色像が得られなかった。HSP関連蛋白質の発現をPCRにて確認したが、mRNAレベルでの発現において、野生型との明らかな差は認めなかった。実験条件について再検討中である。またmRNAレベルではなくタンパクレベルでの変化すなわち関連タンパク質の発現、機能抑制などを検討予定である。
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