Project/Area Number |
22K17069
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 57030:Conservative dentistry-related
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Research Institution | Aichi Gakuin University |
Principal Investigator |
高柳 結平 愛知学院大学, 歯学部, 歯学部研究員 (20911788)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
Fiscal Year 2022: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
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Keywords | Porphyromonas gingivalis / Mfa1 / ヒト歯肉上皮細胞 / short fimbriae / 歯肉上皮細胞 |
Outline of Research at the Start |
歯周病において、そのキーストーン病原体として認知されている Porphyromonas gingivalis が持つ線毛は、歯周組織への定着のみならず歯周組織破壊においても重要な役割を担っている。二種類ある線毛のうち、short fimbriaeであるMfa1線毛に関する報告、特に宿主応答に与える影響に関する研究は、重要にもかかわらず、ごく僅かしかない。今回申請者は、宿主の上皮による防御機構に対する Mfa1 線毛の役割を明らかにすることを目的とし、P.gingivalis 線毛のヒト歯肉上皮細胞に対する免疫調節能に関する検討を行うこととした。
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Outline of Annual Research Achievements |
Porphyromonas gingivalisが持つ線毛は、歯周組織への定着のみならず歯周組織破壊においても重要な役割を担っている。二種類ある線毛のうち、Mfa1線毛に関する研究、特に宿主応答に与える影響に関する報告はその重要性と比べごく僅かである。 今回申請者らは、歯周組織破壊における宿主の免疫応答に対するMfa1線毛の役割を明らかにすることを目的とし、P.gingivalis線毛のヒト歯肉上皮細胞に対する免疫調節能に関する検討を行うこととした。Mfa1線毛を精製し、JI-1 として実験に使用した。また、 Mfa5がermF-Bによって破壊されたMfa5変異体(FMFA5)株 および遺伝子相補体(FMFA5C)株からも同様に線毛を精製し、それぞれFMFA5およびFMFA5Cとして実験に使用した。 当初使用予定のヒト歯肉上皮細胞のサンプル数を確保するのが困難となっており遅れが出ていたため、ヒト歯肉上皮癌細胞であるCa9-22に精製した各種線毛で刺激し、PCRアレイにより各種遺伝子発現変化を網羅的に解析した。 qPCR 法を用いて、上記で得られた結果から特異的に遺伝子発現の上昇を認めたものと免疫応答および歯周組織破壊に関連する IL-1β、IL-6、IL-8、IL-17、MMP2、MMP9、MMP13、E-cadherin、 Integrin α3、Integrin β4、Lamininα1、TLR2およびTLR4の遺伝子発現の定量を行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
ヒト歯肉上皮細胞の単離・培養にかなり遅れが出ているが、ヒト歯肉上皮癌細胞であるCa9-22での研究は順調に進行している。
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Strategy for Future Research Activity |
ヒト歯肉上皮細胞の単離・培養にかなり遅れが出ているため、今後はヒト歯肉上皮癌細胞であるCa9-22での研究を優先して進行していき、申請書類に記載してある計画に従い進めていく予定である。
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