Project/Area Number |
22K17193
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 57060:Surgical dentistry-related
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Research Institution | Kanagawa Dental College |
Principal Investigator |
金森 慶亮 神奈川歯科大学, 歯学部, 助教 (70911296)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2022: ¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
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Keywords | 頭頸部扁平上皮癌 / 癌の糖代謝 / GPRC5B / 癌特異的カベオラ異常 |
Outline of Research at the Start |
以前我々は、GPRC5Bの機能異常が担がん患者の予後不良因子になることを証明し、GPRC5Bが次世代の抗悪性腫瘍薬の標的分子として有望であると期待している。GPRC5Bの細胞内輸送を行うカベオラの構成成分は、がん細胞と正常細胞で一部異なり、この違いが、がん細胞における受容体の過剰発現や、異所性の受容体の局在に関与することが報告されている。GPRC5Bを標的とする薬剤開発の第1ステップとして、GPRC5Bの発現量のみならず、その局在や機能の解明は不可欠である。本研究から得られるデータは、がんで着目されていなかった新たな分子GPRC5Bを標的とした次世代の抗悪性腫瘍薬開発の礎となると考える。
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Outline of Annual Research Achievements |
以前我々は、糖尿病原因遺伝子であるGPRC5Bの発現量が、担がん患者の生命予後を左右すること、頭頸部扁平上皮癌細胞において糖飢餓状態での生存率に関与することを明らかにしている。GPRC5Bは細胞内外の情報伝達を行う重要な場所、カベオラに局在しているが、近年がんにおけるカベオラは機能異常を伴い、細胞膜での正常な情報伝達がなされていないことが明らかとなった。本研究では、なぜグルコース存在下で機能を発現するGPRC5Bが、がん細胞ではグルコースが存在せずとも機能するのかを解明するため、がん細胞におけるGPRC5Bの局在を解明することを優先項目としている。 現在、GPRC5Bに対する既存の抗体は特異性が低く、信頼できるデータが得られていない。そこで、蛍光タンパク質GFPを付与した発現ベクターを作製し、細胞に遺伝子導入することで対応を試みた。GPRC5B発現ベクターに関しては、我々が以前の研究で既に作成済みであるので、着手可能であると考える。 また当該年度においては、研究施設の老朽化、培養設備(インキュベータ)の経年劣化により一時的に細胞培養が不可能となった。現在、新規インキュベータの導入が完了しており、コンタミの有無確認後に細胞株を培養開始、安定化している状態である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当該年度に入り、研究施設の老朽化、培養設備(インキュベータ)の経年劣化により一時的に細胞培養が不可能となった。施設としての対応は迅速なものであったが、フリーザーや検査機器の生産需要の急増から、インキュベータの新規導入は大幅に遅れることとなった。よって進捗状況が遅れる要因となりえたが、現在新規インキュベータの導入は完了しており、改めて研究対象とする細胞株を培養開始、安定化している状態である。
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Strategy for Future Research Activity |
GPRC5Bに対する既存の抗体は特異性が低く、信頼できるデータが得られない可能性があったが、以前作成したGPRC5B強制発現ベクターをもとに、C末端に蛍光タンパク質GFPを付与した発現ベクターを作製し、細胞に遺伝子導入することで対応可能と考える。発現ベクターの作製はすでに完了しており、研究資材や試薬も揃っている為、進捗状況の改善は容易であると考える。
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