骨形成能と抗菌力を有するバイオアクティブセメントの開発
Project/Area Number |
22K17196
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 57060:Surgical dentistry-related
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Research Institution | Osaka Medical and Pharmaceutical University |
Principal Investigator |
山本 佳代子 大阪医科薬科大学, 医学部, 助教 (70814094)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | バイオマテリアル / 再生医療 / ボーンセメント |
Outline of Research at the Start |
口腔外科・整形外科などの領域において、プレート再建手術や人工関節置換術等の体内インプラント手術は急激な進歩を遂げ、その手術手技は既に確立されつつある。その一方で、再建プレートの破折や関節手術部の術後感染といった合併症が新たな課題となってきたが、それに対する明確な解決法は未だ確立されていない。本研究では顎骨や関節での負荷に耐えうる十分な機械的強度、長期間安定したプレートと骨との結合能、術後感染を予防する抗菌性を兼ね備えた全く新しい骨・金属結合型の抗菌性新規医療材料「バイオアクティブセメント」の開発を実施する。
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Outline of Annual Research Achievements |
口腔外科・整形外科などの領域において、プレート再建手術や人工関節置換術等の体内インプラント手術は急激な進歩を遂げ、その手術手技は既に確立されつつある。その一方で、再建プレートの破折や関節手術部の術後感染といった合併症が新たな課題となってきたが、それに対する明確な解決法は未だ確立されていない。本研究では顎骨や関節での負荷に耐えうる十分な機械的強度、長期間安定したプレートと骨との結合能、術後感染を予防する抗菌性を兼ね備えた全く新しい骨・金属結合型の抗菌性新規医療材料「バイオアクティブセメント(BAC)」の開発を実施する。 申請者はこれまでに、顎骨内において使用されてきたグラスアイオノマーセメント(GIC)に、骨形成活性化表面処理を施したチタン粒子を混入させた新たなセメントの開発を行い骨形成能を有することを報告してきた。本研究では、この骨形成セメントに骨形成能、機械的強度を維持しつつ、抗菌作用を加えたBAC実用化に向けた検証を実施するために以下の課題を明らかにする。 課題1:チタン粉末を添加したGICの抗菌性の評価、課題2:チタン粉末を添加した既存医療セメントの機械的強度の評価、課題3:チタン粉末を添加した既存医療セメントの抗菌性の評価、課題4:BACの生体内での機械的嵌合力の評価、課題5:チタン粉末を添加した既存医療セメントの生体内での骨形成能の評価。 こうした中で多くの研究は再建プレートのカスタムメイドや患者CTから構築した立体模型を応用した固定用プレートの開発など“適合性”の追 求に重点を置いてきたものである。そこで再建プレートの適合性を補完する『世界初の骨・金属結合型の抗菌性新規医療材料、新規バイオアク ティブセメント』の開発を目指す。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
海外留学中に行った予備実験で使用した材料と同じものが準備できなかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度は日本で準備可能でセメントを準備し、予備実験と同様にin vitroでその有用性を検討する。最適な材料・条件が決定した後ラット等を使用したin vivoの実験系を確立する。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)