Project/Area Number |
22K17383
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 58030:Hygiene and public health-related: excluding laboratory approach
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Research Institution | National Center for Geriatrics and Gerontology |
Principal Investigator |
安岡 実佳子 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 研究所 老年学・社会科学研究センター, 特任研究員 (80874354)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | 慢性疾患 / フレイル / 予防 / 関節リウマチ |
Outline of Research at the Start |
フレイルとは、加齢に伴い、身体、精神、認知等の様々な予備能力が低下した状態であり、要介護の前段階と考えられている。関節リウマチ(RA)患者は慢性炎症による痛みから、身体機能が低下しやすく、フレイルのリスクが高いため、その対策が重要である。本研究では、これまで開発を続けているRA患者のためのフレイル予防ハンドブックを活用し、外来RA患者を対象として、フレイル予防を目的としたパイロット研究を実施する。対象者の状態に合わせた自分で継続できるフレイル予防プログラムを行い、その効果を検証する。
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Outline of Annual Research Achievements |
関節リウマチ(RA)は疼痛を主症状とし、長年の関節滑膜の炎症により、関節の変形が生じ、身体機能の低下を来たす。2003年に生物学的製剤の使用が認められて以降RA患者の生命予後は著しく改善した。近年では中年期に発症し、罹病期間が長期に亘る患者と、高齢期に発症した患者の両者によりRA患者集団全体の高齢化が進むと考えられている。フレイルとは、加齢に伴い、身体のみならず精神、認知等の様々な予備能力が低下した状態であり、要介護の前段階と考えられている。RA患者は慢性炎症により筋肉量が減少しやすく、痛みや身体機能の低下など、フレイルのリスクが高いため、その対策が極めて重要である。フレイル予防では運動、栄養、社会参加が重要とされているが、そのエビデンスは健常な地域在住高齢者の集団での介入データが多く、慢性疾患を持つ患者に特化したフレイル予防プログラムの開発およびその効果を検証する必要がある。 本研究では、フレイル対策の中でも運動に焦点をあて、RA患者の実態・ニーズに合った、個人で継続可能なフレイル予防プログラムを開発し、その実施可能性および効果検証を行う。2022年度は、RA患者が個人でプログラムを遂行できることを目指し、健康行動に関する文献レビューを行った。運動メニューや負荷量を設定し、2021年度に行った外来RA患者への質問票調査の結果を基に個人で運動を継続できる要素を盛り込んだ、フレイル予防プログラムを開発した。現在、実施可能性試験に向けて関係部署との調整、倫理申請準備を行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
プログラムの効果及び実施可能性を検証するための試験で使用するフレイル予防プログラムを作成した。現在、実施可能性試験に向けて準備を進めている。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度は外来RA患者を対象とし、介入の実施可能性試験を行う予定である。現在、研究実施に向けて関係部署との調整、倫理申請準備を行っている。
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