Project/Area Number |
22K17384
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 58030:Hygiene and public health-related: excluding laboratory approach
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Research Institution | National Center for Geriatrics and Gerontology |
Principal Investigator |
木下 かほり 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 研究所 老年学・社会科学研究センター, 研究員 (60896306)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | たんぱく質 / 食事性酸負荷 / 筋力 / 身体機能 / サルコペニア / フレイル / 高齢者 / 栄養 / 縦断疫学研究 |
Outline of Research at the Start |
本研究は介護予防を意識した中年期からの食事療法、とくにエビデンスが限られている高齢期の栄養必要量や食事療法を検討するための科学的根拠を見出すことを目的とする。加齢に伴い食事摂取量が減少する高齢者では十分量の摂取が困難な場合も多く、効率の良い栄養摂取が必要である。筋力や身体機能との関連が示唆される食事性酸負荷に着目し、性・年齢別に層化無作為抽出された中高年地域住民を対象とする長期縦断疫学データを用い、たんぱく質の筋力・身体機能向上効果は食事性酸負荷の違いにより異なるかを検討する。
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Outline of Annual Research Achievements |
高齢者の介護予防には筋力や身体機能の維持・向上が重要である。それには十分なたんぱく質摂取が必要だが、加齢に伴い食事摂取量が低下する高齢者では、十分量のたんぱく質摂取が困難な場合も多いため、効率の良い栄養摂取が必要である。近年、酸負荷の高い食事が筋力・身体機能の向上を阻害する可能性を示した先行研究があることから、たんぱく質が豊富な食事であっても、微量栄養素の摂取量が少なく酸負荷が高い食事であると、たんぱく質の骨格筋合成効果が減弱される可能性が考えられる。そこで、本研究の目的は、性・年齢別に層化無作為抽出された中高年地域住民を対象とする長期縦断疫学研究において、食事中のたんぱく質の筋力および身体機能の向上効果は食事性酸負荷の違いにより異なるかを検討することとしている。具体的には、①食事性酸負荷と筋力・身体機能の関連を明らかにすること、および、②筋力・身体機能に対するたんぱく質摂取量と食事性酸負荷の交互作用を明らかにすることにより、介護予防を意識した中年期からの食事療法、特にエビデンスが限られている高齢期の栄養必要量や食事療法を検討するための科学的根拠を見出すことを目的としている。 研究計画の初年度である2022年度は、たんぱく質と食事性酸負荷を検討するうえで重要である、食事性たんぱく質のバイオアベイラビリティ評価について文献レビューを行った。現在、内容をまとめており、英文総説として公表される予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
3年計画である初年度は文献レビューを行った。食事性酸負荷と筋力・身体機能の関連について解析も進めている。
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Strategy for Future Research Activity |
統計解析を進め、2年目は学会発表を行うことを目標とし、3年目には論文化できるよう進めていく。
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