Project/Area Number |
22K17480
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 58060:Clinical nursing-related
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Research Institution | St. Luke's International University |
Principal Investigator |
松石 雄二朗 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 助教 (70907691)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥2,990,000 (Direct Cost: ¥2,300,000、Indirect Cost: ¥690,000)
Fiscal Year 2024: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | PICS-PF / 家族看護 / 小児看護 / 心理的支援 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、未だ明らかになっていない小児集中治療室退室後における家族内や友人からの心理的支援の程度と、家族の集中治療後症候群 (Post Intensive Care Syndrome for Pediatrics’ Family:以下 PICS-PF)の発生率の関連性を国内の小児集中治療室を有する医療施設を対象に、退室後に実態調査を行う。実態調査から潜在的な PICS-PF の因子と、家族内や友人からの心理的支援の程度とPICS-PFの関係を明らかにする。そしてPICS-PF が生じた対象者へのインタビューを通して将来的なケアプログラム構築のための将来的な心理的支援のニーズを明確にする。
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Outline of Annual Research Achievements |
初年度においてはPICS-PFの発生要因の抽出を目的として文献検討を行い、既に先行研究で行なわれている精神的支援に関する介入研究の効果に関しても検討を行なっている。 PubMed、CENTRAL、CINAHL plus、APA PsycInfoを対象に文献抽出を行い1307件の文献から、研究者2名でスクリーニングを行い15件のPICS-PFに対する精神的支援に関するランダム化比較試験を抽出した。 抽出された介入方法にはハンドブックを用いた介入方法、2週間おきのフォローアップ面談などが行われており、介入は2ヶ月前後まで行われ、3ヶ月後、または6ヶ月後の時点での効果の検証を抑うつ症状、ストレス度、不安、心的外傷後ストレス障害の指標のいずれかで測定している研究が多かった。また、これらの研究の中で、フォローアップ面談を行うという方法で介入が行われている研究が複数確認できた。これらの研究者との連絡を取り、詳細なデータを取得した為、フォローアップ面談を行うことによる精神的支援とPICS-PFの関連性のメタ解析を行なう予定である。本文献検討に関してはYork大学のシステマティックレビューのプロトコルデータベースであるPROSPEROにシステマティックレビューとして登録を行なっている。(登録番号:CRD42023396042) これらのことから、2023年度から行うフォローアップに関しても、6ヶ月間フォローアップを行うことは妥当であることを確認した。そして、精神的支援をどの程度受けていると感じているかという観点に関してはどの研究においても測定がされていないため、本研究で測定し、PICS-PFとの関連性を明らかにする必要性が浮き彫りとなった。また、測定指標としてストレス度に関しても先行研究で多く報告されていることが確認できたため、2023年度のフォローアップ研究では追加して研究実施を行う。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
初年度は予定通り、文献検討を行い、文献検討の中から本研究で追加する必要性のある知見が得られている。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度は小児集中治療室入室患児家族を対象に退室時、退室 3ヶ月後、退室 6 ヶ月後をフ ォローアップし、精神的支援を受けられている親と受けられていない親の PICS-PF の発生率変化を時系列で評価し、今後の PICS-PF の改善に向けた重要な介入時期を明確にするフォローアップ研究を行なっていく。
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