Project/Area Number |
22K17493
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 58070:Lifelong developmental nursing-related
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Research Institution | The Japanese Red Cross Akita College of Nursing |
Principal Investigator |
渡邊 美奈子 日本赤十字秋田看護大学, 看護学部看護学科, 講師 (40739257)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
Fiscal Year 2024: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2023: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 妊婦 / 睡眠 / 自律神経活動 |
Outline of Research at the Start |
妊婦の睡眠障害は時期毎に症状が異なるため原因と改善策が明らかでない。睡眠障害の原因の一つに自律神経活動が関係する可能性はあるが、睡眠中を含めた自律神経活動の調査の既存報告はなく関連は不明である。本研究では、①妊娠期を通した妊婦の睡眠障害と自律神経活動の縦断的変化、②妊婦の睡眠障害と自律神経活動との関連、③睡眠障害の有無による、1日の身体活動量と生活リズム(起床・就寝、食事、入浴など)、それに伴う自律神経活動の違い について明らかにする。睡眠障害のない妊婦の身体活動量と生活リズム、それに伴う自律神経活動の特徴を明らかにできれば、妊婦健診等で時期に応じてより具体的な睡眠改善策の提案ができる。
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Outline of Annual Research Achievements |
産科医院に受診する正常妊婦を対象とし、妊娠初期・中期・末期の3地点で縦断的調査を行った。途中辞退を考慮し、60名程度リクルートすることを目標としている。データ収集内容は、以下の通りである。①基本情報(年齢、妊娠既往、非妊時BMI、内服薬の有無など)、②1週間の1日行動表、③ピッツバーグ睡眠質問票、④エプワース眠気尺度への回答を依頼する。自宅にて、④腕時計型ウェアラブル端末(GARMIN社vivosmart5,以下vivosmart)の装着をしていただく。入浴を除く24時間、連続して1週間の装着を依頼する。対象者が分娩後、協力施設スタッフ立ち合いのもと電子カルテから⑤分娩時情報を収集する。 妊娠初期(16週未満)の妊婦に研究協力を依頼し、同意の得られた妊婦を対象とした。vivosmartは初期設定が必要であることから、同意が得られた妊婦に対し、身長や体重などの基本情報をその場で確認させていただき、初期設定を研究者が行った後に、対象者の自宅へ各質問紙とvivosmart、返信用封筒を郵送した。自宅にて質問紙への記入と1週間のvivosmart装着が終了したら返信用封筒に入れポストに投函してもらった。妊娠中期(22~27週)になったら各質問紙と測定機器を自宅へ郵送し、同様に測定が終了したらポストへ投函してもらった。妊娠末期(34週~37週)も同様に行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2022年7月に研究倫理審査の承認を受け、同年9月より上記に従いデータ収集を開始した。現在、31名の妊婦より研究協力が得られており、データ収集を継続中である。途中辞退者は現時点で2名のみと想定よりも少なく順調である。一方で、3時点のうち1時点以上データの欠損を認める対象者が想定より多く(31名中12名にデータ欠損あり)。他のウェアラブルデバイスが近くにある場合や対象者自身でアプリを有している場合などにデータ欠損を認める可能性があることが判明し、解析ソフトの担当者(Fitrockr社)と随時連絡を取り合いながら確実なデータ収集に努めている。対象者確保の進捗としては概ね順調である。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度も対象者確保およびデータ収集を継続する。3時点のデータ収集が完了している妊婦がまだ5名程度であり、妊娠期の睡眠を含む日常生活行動の経時的変化、睡眠と日中の活動や自律神経活動との関係性についての検討には至っていない。今後、データ数を増やし、分析をする。
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