Project/Area Number |
22K17504
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 58070:Lifelong developmental nursing-related
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
植木 慎悟 九州大学, 医学研究院, 准教授 (10779218)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2024: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2022: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
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Keywords | 口唇裂 / 口蓋裂 / 哺乳 / 動作解析 / モーションキャプチャー / 口唇口蓋裂 / 哺乳動作 / 看護師 / 小児 / 哺乳技術 |
Outline of Research at the Start |
口唇口蓋裂(CLP)とは口唇,口蓋,上顎に裂がある先天奇形であり、口腔内の陰圧をかけることができずに哺乳困難・発育不良に陥る児が多い。病院では独自に哺乳技術を熊谷メソッドとして確立しているがそのエビデンスは経験則に過ぎない。本研究では、①:CLP児の哺乳方法をsystematic reviewし、現行の熊谷メソッドと組み合わせて最良の哺乳方法を確立する、②:熊谷メソッドを用いた授乳と用いない授乳とでどの点が技術的に異なるのか、どの程度哺乳できているか比較分析および動画解析する、③:看護師・CLP児の親の哺乳フォームをリアルタイムで映像を見ながら、熊谷メソッド技術を習得することを目的とする。
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Outline of Annual Research Achievements |
口唇口蓋裂の児に哺乳する際に用いる2つの哺乳瓶(細口哺食器と口唇口蓋裂児用哺乳器セット)の使い方について、5名のスペシャリストの動作データと11名(有資格者および一般人含む)の動作データを昨年得ることができたため、今年度はその解析を行った。 まず細口哺食器について、スペシャリストの音声データおよび動画から、基本動作の手順を結果としてまとめた。この結果については学術集会での一般演題およびテーマセッションにて発表し、その後論文として投稿・採択を得た。また、児の動きに応じた対処についても結果を整理し、その結果については2024年度に学術集会にて発表を予定している。 口唇口蓋裂児用哺乳器セットの手順については、現在論文として投稿中である。 また、スペシャリスト以外の11名が「手順を示す指導動画」を見て動きが改善したかについても結果をまとめ、現在論文として投稿中である。 モーションキャプチャーを用いたデータについては、研究協力者である工学部の教員および院生とともに解析方法について検討を重ね、スペシャリストの関節可動の特徴をまとめて学術集会にて発表することができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
必要な動作データの種類とその数については収集を完了できており、その解析から発表に順調につなげることができている。投稿中の論文も含めて複数の研究成果を生み出すことができているため、おおむね順調に進展していると判断している。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度には現在投稿中の論文を引き続きフォローし、採択に繋げていく。また、細口哺食器を用いた児の動きに対処する方法についても論文を執筆し、2024年度投稿予定としている。モーションキャプチャーのデータについては、スペシャリストの動きのデータから「標準的な動作」のヒストグラムを作成し、それについても論文として公表していくことを予定している。これらのデータから、来年度はスペシャリストの動作データを用いた指導用アプリを開発し、その試験的導入に向けた準備を行う予定である。
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