Project/Area Number |
22K17540
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 58080:Gerontological nursing and community health nursing-related
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Research Institution | Gunma Paz University |
Principal Investigator |
近藤 健 群馬パース大学, リハビリテーション学部, 助教 (60897453)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
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Keywords | 多職種連携 / 高齢者 / 日常生活活動 / 看護師 / 作業療法士 |
Outline of Research at the Start |
入院高齢者の日常生活活動の低下は、個人のみならず社会に大きな負担をかける。そのため、入院患者の日常生活全般のケアに従事する看護師と日常生活機能の改善に従事する作業療法士の協働はケアとリハビリテーションを結びつけ、獲得した機能を日常生活に汎化するために重要である。 申請者は個々の専門職による評価の結果だけではなく、評価のプロセスを含めた共有が2職種間の協働を促進するという発想に基づき「看護師-作業療法士間協働モデル」を開発した。本研究の目的は高齢者医療における新しい実践モデルとして開発した「看護師-作業療法士間協働モデル」のエビデンスを構築し、その有用性を明らかにすることである。
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Outline of Annual Research Achievements |
2022年度は、看護師-作業療法士間協働モデルに基づいた介入を実施するために、まず、研究実施施設の看護師、作業療法士に協働モデルの概念、看護師-作業療法士間ミーティングで使用するSituation-Background-Assessment-Recommendation (SBAR)、機能的自立度評価法(FIM)の学習会を4月~5月にかけて実施した。研究実施施設の看護師、作業療法士が本モデル、SBAR、FIMを十分に理解を得た状態となり、2022年6月より、介入、データ収集を開始した。2023年3月までに、50名の入院患者に対して本モデルを適応し、データを得た。協働プログラム実施後、看護師と作業療法士の協働が促進され、FIMの向上、テープ付き紙おむつの不使用や身体拘束の解除が実現できた事例も確認できた。データ収集の目標は70名であり、2023年度中にはデータが収集できる予定である。 本研究は、研究実施施設の看護師や作業療法士の臨床業務の質の向上、チーム医療の質の向上もアウトカムとして考えられたので、積極的に協働プログラムに参加した看護師、作業療法士と参加しなかった看護師、作業療法士間の比較を行うために、協働プログラム実施前に、職務負担感、チーム医療に対する態度に関するアンケートを研究実施施設の看護師、作業療法士全員を対象に実施した。協働プログラム実施後に、再アンケート及び研究に参加した看護師、作業療法士に対してフォーカスグループインタビューを実施し、本介入の医療職種への利益も調査することを計画している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究開始当初は、2022年度中にデータ収集が完了する予定であったが、Covid-19の影響で、度々研究実施施設でクラスターが発生し、研究が中断することが多かったため。
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Strategy for Future Research Activity |
データ収集の目標は70名であり、2023年中にはデータ収集が完了する予定である。入院患者への介入が終了後、研究実施施設の看護師、作業療法士に対して、職務負担感、チーム医療に対する態度に関する再アンケートを実施し、その後研究に積極的に参加した看護師、作業療法士に対してインタビューを実施する。データ収集が完了後、解析、学会発表、論文執筆を実施する。並行して、本介入が、該当患者だけでなく、他の患者にも影響を与えたかどうか調査するために、協働プログラムを実施した該当病棟に入院した介入患者以外の患者と過去の患者のデータを比較する後方視的研究を開始する。
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