The association between health indicators in the Health Japan 21 (the second term) and web log data
Project/Area Number |
22K17549
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 58080:Gerontological nursing and community health nursing-related
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
平 和也 京都大学, 医学研究科, 助教 (70804847)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
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Keywords | 健康政策 / 健康指標 / 喫煙率 / 検索エンジン / 検索クエリ / 健康日本21 / 行政指標 / WEB / ログデータ |
Outline of Research at the Start |
本研究は、健康日本21(第2次)で政策目標に定められ、政府調査で数年毎に評価されている指標について、WEB上のログデータ(検索エンジンやWEBサービスのログやSNSへの投稿ログ、健康サイトやアプリのログ等)との関連を明らかにし、従来の政策指標との代替可能性について評価することを目的とする。研究期間前半で、健康日本21(第2次)に定める年齢調整死亡率や自殺率、喫煙率、食塩摂取量などの小項目指標とWEBログデータとの関連を明らかにする。後半で複合的な上位指標である健康寿命とWEBログデータの関連や予測に関する解析を実施し、WEBログデータによって代替または併用可能な指標の開発を試みる。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、行政の健康指標とWEBログデータとの関連を明らかにし、WEBログデータを健康指標として代替または併用することで、タイムリーに評価が可能で実用的な健康指標の開発を目的としている。2022年度及び2023年度上半期では、喫煙率などの生活習慣に関する指標とWEBログデータとの関連について分析を進めてきている。 実績としては、Yahoo! Japan Searchのインターネット検索ボリュームのログデータを利用して、日本の都道府県別・性別の喫煙率を予測するモデル構築を行い、第81回日本公衆衛生学会総会での発表、及び、Journal of Medical Internet Researchに原著論文を掲載した。研究の概要としては、国民健康調査から得られた喫煙率データを、Yahoo! Japan Searchから得られた検索ボリュームを用いて予測するため、都道府県の影響を考慮したマルチレベルの回帰分析を行った。モデル適合度を見る指標(赤池情報基準など)をもとに判断された最適モデルでは、2016年~2019年の実際の喫煙率とモデルによる推定喫煙率との間に高い関連があった。同モデルは、推定に用いるログデータの次の年の喫煙率を予測するモデルとしたため、政府統計が発表されていない2022年の喫煙率の予測を行い、上昇傾向が示された。特に女性でその傾向が強く、COVID-19パンデミックに伴う社会情勢の影響が示唆された。これらの結果から、タバコ関連の検索クエリの検索ボリュームは、喫煙率を予測する助けとなり、低コストで、タイムリーで、災害やパンデミックにも強い健康指標を開発できる可能性がある。また、性感染症の患者数など別の健康指標をアウトカムにした研究の模索やTwitterなどSNSのログデータを収集をするなど、並行して別の研究も進行している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の予定通り、行政政策の健康指標とWEBログデータとの関連に関するデータ収集や分析を複数の項目について進めており、検索エンジンでの検索ボリュームによる喫煙率の予測について、第81回日本公衆衛生学会総会での発表や原著論文をJournal of Medical Internet Researchに掲載するなど、研究成果も出しており、おおむね順調に進捗している。
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Strategy for Future Research Activity |
喫煙率以外の行政指標についても、継続して研究を進めていく。自治体内の小児科医の医師数や行政が養成するサポーター数など、WEBログデータでの予測や健康指標の代替が困難、または、適切でない指標も存在するため、明らかにすることで効果の高い指標を選定しながら優先順位を立てて実施していく。2023年度下半期においては、健康寿命をはじめとした複合指標をアウトカムにした研究も実施するため、分析計画の立案やデータ収集を行っていく。 また、2022年度末には、ChatGPTをはじめとした大規模言語モデルを用いたAIの進歩が目覚ましく、行政の保健・医療・福祉部門を含めて多くの職業分野に影響を及ぼす可能性が高い。膨大なWEBログデータを学習した同AIを活用した健康指標の開発も視野にいれた、より柔軟な健康指標の在り方についても模索していく。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)