Project/Area Number |
22K17558
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 58080:Gerontological nursing and community health nursing-related
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Research Institution | Ishikawa Prefectural Nursing University |
Principal Investigator |
日高 未希恵 石川県立看護大学, 看護学部, 講師 (90784215)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2026: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | 社会的つながり / 社会的孤立 / 健康 / 民生委員 / 地域特性 / 地域在住高齢者 / QOL |
Outline of Research at the Start |
本研究では, 高齢者の社会的孤立, それに伴う健康問題の予防・早期発見・解決を目指し, 大都市圏に比べ人口減少が早く進行する非大都市圏で, 社会構造が異なる過疎地域および地方都市(以下都市レベルと称す)別に, 高齢者の社会的つながりとは何かを検討し, その内容と健康との関連を明らかにした後, 地域特性に基づく社会的つながりに着目した高齢者ヘルスケアシステムの構築する.
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Outline of Annual Research Achievements |
日本は、世界に先駆けて、少子高齢化・人口減少が進行しており, 今後、都市の規模別に、人口構造の差はさらに拡大する見込みである。大都市圏に比べ人口減少がいち早く進行する非大都市圏においては、すでに少子高齢化・人口減少社会は現実の問題となっている地域も出てきている。非大都市圏の中でも地方都市部と農村部では社会構造が異なることから、社会構造の地域特性に応じた高齢者のヘルスケアシステムが構築できれば、地域の社会的孤立や健康問題の予防・早期発見・解決に貢献できる可能性があり、先々の地域の人口の変化に合わせた高齢者ヘルスケアシステムへの切り替えに貢献しうる。本研究では、非大都市圏において、都市の規模別に地域特性に基づく社会的つながりの具体的な内容とその健康影響について明らかにすることを目的とする。 2022年度は、まず既存の文献検討を行い、社会的つながりと健康との関連について概観し、インタビューガイドを作成した。それを用い、地方都市と農村部において、地域特性に基づく社会的つながりの具体的な内容とその健康影響を明らかにするため、調査地の民生委員を対象とした半構造化インタビュー調査を実施した。調査に際し、自治体の選定については、先行研究に倣い、都市の規模を区分し、比較しやすいように同じ県内から選定した。予備調査(5名)を実施後、A市社会福祉協議会、B村村役場の協力を得て、計17名のインタビューを実施した。また対象地域にて、住民の暮らしの地域特性やインフラ整備の状況を参与観察し、社会参加の場における住民の社会的つながりの状況について、聞き取り調査を行った。現在、その内容を分析しているところである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
今年度(2022年度)の研究計画スケジュールは、課題・論点の明確化をするため、現状調査(文献・インタビュー、フィールドワーク)の実施、および分析であった。 現在、民生委員のなり手不足の深刻化が言われており、調査対象者である民生委員の負担を極力減らせるよう、月に1回開催される民生委員児童委員協議会の日程に合わせるなどして、インタビューの日程調整を行った。その結果、今年度、予定していたンタビューは全て実施できたが、時期が2023年2月と年度末となったため、現在は分析を始めたばかりの段階である。そのため、やや遅れているとした。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度は、現状調査のため実施した質的研究の結果について、調査対象地の自治体、社会福祉協議会、および調査対象者を交えディスカッションを行い、内容の妥当性を深める。また調査で抽出された「社会的つながりとその健康影響」の内容に関する補足調査を行うため、社会参加の場に参加し、参与観察および聞き取り調査を実施する。最終的な分析結果をまとめ、学会発表、論文投稿を進める。 また、2024年度には、「社会的つながりとその健康影響」の実態把握と都市の規模別に比較を行うため質問紙調査を予定しているため、2023年度は、質問紙の作成を進める予定である。
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