Project/Area Number |
22K17612
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 59010:Rehabilitation science-related
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Research Institution | International University of Health and Welfare |
Principal Investigator |
小野田 公 国際医療福祉大学, 保健医療学部, 教授 (90709049)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2022: ¥2,730,000 (Direct Cost: ¥2,100,000、Indirect Cost: ¥630,000)
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Keywords | 歩行評価 / 剪断力 / 小型3軸力センサ / 杖歩行 / 高齢者 |
Outline of Research at the Start |
本研究では、小型3軸力センサを使用し、杖の握り部および先端部の剪断力を測定し、杖歩行の安定性を分析することを目的とする。老化や障害により歩行補助具である杖の使用頻度が高まっている。杖歩行の安定は、杖の握り部の支持や使用方法に依存している。そこで杖の握り部および先端部の剪断力を分析することで杖の安定性を評価することが可能になる。本研究では、杖の握り部の剪断力および剪断角度を測定し、歩行を分析および評価していく。本研究により杖使用時の握り部の状況を確認することで安定した杖の使用方法のデータを取得することができる。その結果、杖歩行の転倒予防や指導評価に役立つことが期待される。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、小型3軸力センサを使用した杖歩行評価システムを構築することである。杖握り部の剪断力を評価し、高齢者の杖歩行を分析することを主たる目的としている。センサを杖の握り部に測定装着し、歩行時の杖の安定性を測定の信頼性と妥当性を検証し、高齢者を対象とした杖歩行の指導や治療方法の開発の一助とする。 本年度は、杖歩行評価システムの作成および妥当性の検証を行った。小型3軸力覚センサ(株式会社テック技販)の担当者および開発者との打ち合わせを実施し、杖歩行評価する測定機器を完成させた。また、現在、測定機器の妥当性の検証を実施している。 現在、当初の研究計画では測定システムを完成し、健常者および高齢者のデータを測定および分析する予定であった。新型コロナウィルス感染症拡大により研究が遅れており、測定装置は完成したものの分析アプリまでの完成に至っていない。 次年度は、健常者および高齢者での評価装置の安定性の検証を実施する予定である。また、健常者のデータ測定を十分に得るために研究協力機関との調整を実施する。また、データを蓄積して分析アプリの制作を実施し、より高く測定および評価ができるシステムのアップデートを計画している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウィルス感染拡大により前年度より研究が遅れており、杖の開発のための基礎データの蓄積に時間がかかった。また、開発および作成時に業者の選定および打ち合わせに時間がかかり遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
新型コロナウィルス感染拡大により研究に遅れがあり、現在、新しい測定機器が完成したが、当初のスケジュールでの妥当性を検証する健常者および高齢者での測定機器のデータ収集が十分なサンプルサイズを満たしていない。研究協力機関や施設と連携して継続の方策について検討をしている。本研究では、新しく考案した測定機器の信頼性と妥当性を検証することが主たる目的となっているため、研究期間の延長などを視野に入れながら、研究を継続していく。
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