発達性協調運動症におけるライフステージ別の病態の解明および評価法の開発
Project/Area Number |
22K17631
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 59010:Rehabilitation science-related
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
入江 啓輔 京都大学, 医学研究科, 講師 (50792264)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 評価 / アプリケーション / 信頼性 / 妥当性 / 発達性協調運動障害 / 運動イメージ / 評価法 |
Outline of Research at the Start |
本研究の目的は、自閉スペクトラム症に高確率で併存する発達性協調運動症について、幼児期における運動イメージ能力評価法の検証と開発、青年期以降における協調運動障害の病態解明というライフステージ別の課題の解決に取り組むことである。幼児期と青年期以降という異なるライフステージの課題を解決することで、幼児期から成長後の姿を考慮した支援が可能になると期待される。また、青年期以降においても協調運動の問題が日常生活や社会生活へ影響を及ぼしていることを明らかにすることで、ライフステージを通じた継続的な支援が可能になると考えている。
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Outline of Annual Research Achievements |
発達性協調運動症における運動機能の評価として代表的なものに、Movement Assessment Battery for Children-Second Edition (MABC-2)がある。国際的に標準化されたツールであるが、日本国内における標準化は進行中であり、現場において十分に活用されているとは言えない。また、療育の現場には作業療法士や理学療法士等の専門家が必ずしも在籍している訳ではなく、専門的なアセスメントを使用できないことをアンケート調査にて確認した。これらの現場の課題を解決するために、iPadを活用したアプリケーションを開発した。今年度は、小学生を対象として信頼性および妥当性の検証を行い、MABC-2との相関を確認した。また、視覚や聴覚による運動のガイドを提示することによる、運動補正効果を調査した結果、聴覚よりも視覚情報が運動の補正効果が高いことを確認した。 成人に対しては、VRを活用した上肢の運動評価アプリケーションを開発しており、現実世界の運動能力をThe Bruininks-Oseretsky Test of Motor Proficiency Second Edition (BOT-2)という国際的に使用されている運動評価との相関を調査することによって検討した。ボールをキャッチするという、VRおよび現実の課題に対して高い相関を確認した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
協調運動を評価するためのアプリケーションの試作機を開発することが完了し、子どもに対するデータも取得した。この結果を学会および論文化するためのプロセスまで着手していることからおおむね順調に進展していると考えた。
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Strategy for Future Research Activity |
現在は小学生を中心に評価を実施している。今後は幼児や青年・成人を対象にアプリケーションの仕様を変更することで適応性を調査する。
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Report
(1 results)
Research Products
(15 results)
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[Journal Article] Development of the Perfect O Sign Quantification Tool2022
Author(s)
Maki Ando, Ryosuke Ikeguchi, Tomoki Aoyama, Keisuke Irie, Masakatsu Takeda, Kohei Mukaiyama, Rie Yamawaki, Akemi Maeda, Takashi Noguchi, Manabu Nankaku, Hiromu Ito, Shuichi Matsuda
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Journal Title
Asian Journal of Occupational Therapy
Volume: 18
Issue: 1
Pages: 103-110
DOI
ISSN
1347-3476, 1347-3484
Related Report
Peer Reviewed / Open Access
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