Project/Area Number |
22K17664
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 59010:Rehabilitation science-related
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Research Institution | Kindai University |
Principal Investigator |
白石 匡 近畿大学, 大学病院, 技術職員 (20832827)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2025: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | ILD / 横隔膜 / 運動耐容能 / 横隔膜移動距離 / 吸気筋トレーニング |
Outline of Research at the Start |
横隔膜は最も重要な吸気筋であり,間質性肺疾患(Interstitial lung disease; ILD)は,肺胞隔壁を病変の主座として炎症をきたす疾患の総称であり,肺容積の減少により横隔膜が挙上する.しかし,ILD患者の横隔膜動態や運動耐容能との関連についてはほとんど検討されていない.本研究では,超音波診断装置を用いてILD患者の横隔膜動態を観察,および運動耐容能及び換気応答にどのように影響するかを検討し,COPD患者との比較で明らかにする.さらにILD患者を対象として,横隔膜動態から適正な負荷圧を設定し,横隔膜に対する吸気筋トレーニング(IMT)を行いその効果を検証する.
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Outline of Annual Research Achievements |
COPDとILDは呼吸困難をきたす疾患の代表であるが,両疾患の病態は大きく異なる.したがって本研究では,運動時呼吸困難の主な原因と考えられている動的肺過膨張とも関連が強いことを報告した。 本年度において,COPD患者のDEmaxに対する吸気筋トレーニング(IMT)の効果を検証した。 【方法】非盲検ランダム化比較試験で,対象は安定期COPD患者34名である.一定期間の運動プログラム施行後,IMT群,非IMT群の2群に無作為に割付けし,在宅で自主トレーニングに加えてIMT/非IMTを12週実施した.主要評価項目をIMT介入後のDEの変化,副次評価項目を運動耐容能(Peak VO2)の変化として解析した. 【結果】解析対象は27名(年齢;75.8±4.0歳),IMT群は14名(FEV1;1.56±0.49ml),非IMT群は13名(FEV1;1.49±0.51ml).運動プログラム後のΔDE,ΔPeak VO2には両群で有意差はなかった.IMT施行前後でΔDE(IMT群;10.7±5.1mm,非IMT群;-0.45±1.0mm,p<0.01),ΔPeak VO2(IMT群;1.31±0.9 ml/min/kg,非IMT群;0.20±1.5 ml/min/kg,p<0.01)と有意にIMT群で改善した. 【結論】IMTはDE,運動耐容能の改善に寄与する可能性があることが分かった.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2022年~2023年度においてはILD患者に関しては目標症例である20例のデータ集積は完了している。研究対象は近畿大学病院に通院中のILD患者とCOPD患者,CPFE患者で研究内容を説明し 同意を得た者とする.目標症例数は60名(各群20名)と設定している。現時点においてILDの目標症例数は担保できているがCPFE患者の集積にやや遅れが生じている。
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Strategy for Future Research Activity |
近畿大学病院では対象となるCOPDやILD症例が多く,常時500名以上が通院しており,症例集積は十分実行可能である.呼吸器・アレルギー内科との連携もこれまでの共同研究で確立しているため、今後、CPFE患者の集積に関しても進めていく。データ集積が完了したのちは直ちにデータ解析を行い、学会発表並びに論文執筆にとりかかる予定である。
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