パワー系競技パフォーマンスおよび筋力を規定する遺伝子多型のスコア化の試み
Project/Area Number |
22K17700
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 59020:Sports sciences-related
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Research Institution | Nippon Sport Science University |
Principal Investigator |
本間 洋樹 日本体育大学, 体育学部, 助教 (80911346)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2022: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
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Keywords | GRHL2遺伝子 / パワーアスリート / 遺伝子多型 / アスリートステータス / GWAS / トータルジェノタイプスコア / パフォーマンス |
Outline of Research at the Start |
本研究では、網羅的に遺伝子多型の解析が可能であるゲノムワイド関連解析を用いて、筋力・パワーに関連する遺伝子多型を同定しスコア化することで、筋力・パワー系アスリートおよび一般者における筋力との関連性を明らかにすることを目的とした。初年度には、筋力・パワー系種目の代表的な種目であるウエイトリフティング選手を対象にゲノムワイド関連解析を行い、筋力・パワーに関連する遺伝子多型を同定する。次年度以降は、同定された遺伝子多型が他の筋力・パワー系アスリートおよび一般者の筋力と関連するかをTotal genotype scoreを用いて検討する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、ゲノムワイド関連解析(GWAS)を用いてウエイトリフティング競技者に関連する遺伝的要因について調査することで、筋力・パワーに関連する新規遺伝子多型を同定することを目的としている。そこで同定された遺伝子多型が、筋力・パワーに関連する遺伝子多型かどうか検証するために、他の筋力・パワー系アスリートおよび、一般者の筋力に対しても関連するかどうか検証を行った。 この研究課題では、オリンピックまたは世界選手権に出場経験のある競技者を含むウエイトリフティング競技者(WL)81名、レスリング競技者(WR)68名、一般者(CON)306名を対象に唾液から採取したDNAサンプルをジャポニカアレイにて解析を行い、その後インピュテーションすることにより約500万多型を抽出した。GWASは、①WLとCONの遺伝子多型頻度の比較、②WLのパフォーマンス(スナッチ、クリーン&ジャークの合計ポイント)、③WRとCONの遺伝子多型頻度の比較、④一般者の握力に対して検討を行った。まず、WLに関連する遺伝子多型として①と②に共通してgrainyhead like transcription factor 2(GRHL2)遺伝子上にある遺伝子多型が同定された。このGRHL2遺伝子上にある遺伝子多型は、③で検討したWRに関するGWASの結果においてもp<0.01の有意確立で同定され、さらに一般者の握力に対してもp<0.01の有意確率で同定された。GRHL2遺伝子は神経系疾患に関連することが明らかとなっている遺伝子である。今後は今回同定されたGRHL2遺伝子多型が本研究で検討した①-④に対してどのような方向性で関連するのかについて詳細な検討を行う必要がある。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
サンプル採取およびデータ解析が順調に行えているため
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度は筋力パワー系アスリートと一般者の筋力に関わる遺伝子多型の同定を実施した。GRHL2遺伝子上に一致する多型を同定できた。しかしながら、一致する遺伝子多型が少ないことから令和6年度に実施予定のスコア化については、有意水準をこれまでより高く設定をしてスコア化することを目指す予定である。
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Report
(2 results)
Research Products
(7 results)
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[Journal Article] The association between total genotype score and athletic performance in weightlifters.2022
Author(s)
Hiroki Homma, Mika Saito, Aoto Saito, Ayumu Kozuma, Ryutaro Matsumoto, Shingo Matsumoto, Naoyuki Kobatake, Takanobu Okamoto, Koichi Nakazato, Tetsunari Nishiyama, Naoki Kikuchi.
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Journal Title
Genes
Volume: 13
Issue: 11
Pages: 2091-2091
DOI
Related Report
Peer Reviewed / Open Access
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