Project/Area Number |
22K17735
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 59020:Sports sciences-related
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Research Institution | Aoyama Gakuin University |
Principal Investigator |
田村 達也 青山学院大学, 教育人間科学部, 助教 (10759913)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2024: ¥130,000 (Direct Cost: ¥100,000、Indirect Cost: ¥30,000)
Fiscal Year 2023: ¥130,000 (Direct Cost: ¥100,000、Indirect Cost: ¥30,000)
Fiscal Year 2022: ¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
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Keywords | サッカー / 守備 / パフォーマンス / 評価 / ポジショニング / GPS / 戦術指導 / パフォーマンス評価 / グローバル・ポジショニング・システム |
Outline of Research at the Start |
スポーツ現場において、選手のパフォーマンスを正確に評価することは容易ではないが、近年、特定項目のデータを収集し、量的分析を施すことで客観的な評価が可能になってきている。 本研究では、サッカー競技の中でも取り上げられることの少ない守備側のパフォーマンス評価を対象として、GPSを用いて①守備時のパフォーマンスを選手のポジショニングとの関係から評価し、②運動能力と関連付けることにより、個々に応じた新たな評価指標を確立すること、③その実践的な運用による戦術指導の効果の向上を目指す。これにより、スポーツ現場でも客観的なパフォーマンス評価に基づく効果的な指導が手軽に行えるようになる。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、サッカー競技を対象として、データ処理が容易でスポーツ実践現場での利用に適したグローバル・ポジショニング・システムを用いて、守備時のパフォーマンスを選手のポジショニングとの関係から評価し、運動能力と関連付けることにより、個々に応じた新たな評価指標を確立すること、さらにその実践的な運用による戦術指導の効果向上を目的としている。 研究初年度である本年度では、守備時のパフォーマンス評価をボール奪取の成否と位置づけ、ボール奪取の成否に影響を及ぼすプレー因子の解明を試みた。ボール奪取の成否を選手のポジショニングとの関係から評価するため、大学サッカー公式戦において、選手のポジショニングデータを時間情報と合わせて収集した。収集したデータを基に、試合中の選手同士の距離や面積などのポジショニングに関連する数値を算出し、仮想のサッカーコート(縮図)に投影・可視化することができた。 しかし、新型コロナウイルス流行の影響のため、初年度(2022年度)は研究協力者との対面でのミーティングを差し控えざるを得ず、ボール奪取成否のプレー場面の抽出ができなかった。加えて、試合中の選手同士の距離や面積などを算出するのに予想以上の時間を費やしたため、ボール奪取の成否に影響を及ぼすプレー因子の解明には至らなかった。 そのため、今年度は研究協力者とのオンラインミーティングを行うことによって、次年度以降、円滑に分析・評価できる準備を整えるにとどまった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルス流行の影響のため、ボール奪取成否のプレー場面の抽出ができなかったこと、および試合中の選手同士の距離や面積などを算出し仮想のサッカーコートに投影・可視化するのに予想以上の時間を費やしたため。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度(2023年度)においては、ボール奪取の成否に影響を及ぼすプレー因子の解明を迅速に推進していく予定である。さらに、守備時のパフォーマンスを選手のポジショニングはもちろん、運動能力と関連付けて評価することを目指す。そのため、運動能力の異なるさまざまな年代および競技力を有した対象が必要となる。具体的には中学生年代、高校生年代、大学生年代以上、競技力においては全国レベル、県レベルでの測定を進める。
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