Project/Area Number |
22K17938
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 61020:Human interface and interaction-related
|
Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
近藤 亮太 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 特別研究員(PD) (10934937)
|
Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
|
Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2024: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2022: ¥3,120,000 (Direct Cost: ¥2,400,000、Indirect Cost: ¥720,000)
|
Keywords | 身体所有感 / 行為主体感 / プロテウス効果 / バーチャルリアリティ / 身体認知 |
Outline of Research at the Start |
本研究では,右半身と左半身で別の身体特性を表現した身体に所有感を誘発することで,プロテウス効果が2つの身体特性両方の影響を受けるか調べる。半身が男性,半身が女性のアバタを提示し,観察者の動きに同期して動かすことで所有感を誘発し,男性と女性2つの性別を獲得したかを潜在連合テスト(IAT)とBem sex role inventory (BSRI)を用いて明らかにする。さらに,半身のみの運動同期や,身体特性を表す面積の操作で,プロテウス効果の制御可能性を探る。
|
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,右半身と左半身で別の身体特性を表現した身体に所有感を誘発することで,プロテウス効果が2つの身体特性両方の影響を受けるか調べることを目的としている。本年度は研究計画の初年度であることから,今後の研究の基盤となる実験用アバタの作成,実験環境の構築に重点を置き,計画を遂行した。実験で使用予定のアバタは半身が男性,半身が女性のアバタである。これは,男性アバタと女性アバタのメッシュを半身ずつに分割し,それを結合することで作成した。また,今後様々なアバタの組み合わせや,それぞれの身体特性の割合を動的に制御するため,メッシュを編集せず,シェーダーのみで2つの身体特性の表示割合を操作できるようにした。ただし,現在の実装はアバタの中心から左右に分割して表示するようになっており,アバタの身体部位が回転した場合も中心は変化しない。そのため,頭を左右に傾けた際に,身体特性の表示割合が変わってしまう問題がある。今後この問題が解決すれば,動的な制御が可能となる。実験環境としては,モーションキャプチャ装置(OptiTrack)とヘッドマウントディスプレイ(HMD)を組み合わせることで,作成した半身が男性,半身が女性のアバタを観察者がリアルタイムで操作できるようにした。本研究の実験では,半身が男性,半身が女性のアバタを提示し,観察者の動きに同期して動かすことで所有感を誘発し,男性と女性2つの性別を獲得したかを潜在連合テスト(IAT)とBem sex role inventory (BSRI)を用いて明らかにする予定である。そのため,それらの課題を含めたより詳細な実験計画の作成及びそのための関連研究調査も今年度は行った。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度は研究計画の初年度であることから,今後の研究の基盤となる実験用アバタの作成,実験環境の構築を行った。今後は本年度に構築した実験環境を用いて,様々な実験を行うことで,研究が進展すると考えられる。
|
Strategy for Future Research Activity |
今後は本年度に構築した実験環境を用い,提案した研究計画に沿った様々な実験を行う予定である。また,本年度に作成したシェーダーを用いた動的な身体特性割合制御の問題点を修正する。これにより,身体特性や表示割合を手軽に操作できるようになり,今後の研究をさらに発展させることができる。
|
Report
(1 results)
Research Products
(3 results)