失敗動作から未達成目的を仮説推論する認知機序の解明と教師なし推論法の開発
Project/Area Number |
22K17966
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 61040:Soft computing-related
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Research Institution | Tokyo Denki University |
Principal Investigator |
鳥居 拓馬 東京電機大学, 理工学部, 准教授 (90806449)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | 目的推論 / 運動 / 制御 / 失敗動作 / 失敗行為 / 教師なし学習 / 力学系 |
Outline of Research at the Start |
人の行動データから目的達成の成功・失敗を検出でき,また失敗の場合にその人の目的や意図を推論できれば,障害に直面する人を助けるなど,スマート社会の実現に繋がる.目的推論の人工知能は大量の成功データに基づくため,失敗行為の目的推論は難しい.本研究では,(1) 行為事例の成功・失敗を識別し,(2) 失敗行為の未達成目的を推論する,教師なし人工知能の実現を目的とする.
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Outline of Annual Research Achievements |
ある種の到達動作に関して心理学実験を行い,人間が意図や目的を推論できるかを調査し,人の行動データを収集した.その結果,ある種の課題の要件と目的志向型の運動知覚の対応関係が解明されつつある.こうした知見は観察された動作からその動作の目的を逆向きに推論する本研究課題に資する.今後は,目的志向型の力学モデルから生成された軌道に対して数学的解析と心理学実験を行い,本研究の最終目標に向けて力学的不変量との結び付きを探求する.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本年度は計画の見直しや研究対象の絞り込みを行い巻き返しているが,前年度の転勤等の理由で遅れているため,また研究発表を控えざるをえなかったため,引き続き「やや遅れている」と自己評価を下した.
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Strategy for Future Research Activity |
力学モデルの数学的解析や数理計算と,最終目標に近い心理学データを収集した研究を進めることで,とくに計画書で掲げるアルゴリズムの開発に関してより着実に最終目標に到達することが期待できる.研究計画上の順序変更はあるものの,現時点ではおおむね計画通りに研究を進める予定である.
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Report
(2 results)
Research Products
(10 results)