Budget Amount *help |
¥26,000,000 (Direct Cost: ¥20,000,000、Indirect Cost: ¥6,000,000)
Fiscal Year 2024: ¥8,450,000 (Direct Cost: ¥6,500,000、Indirect Cost: ¥1,950,000)
Fiscal Year 2023: ¥8,450,000 (Direct Cost: ¥6,500,000、Indirect Cost: ¥1,950,000)
Fiscal Year 2022: ¥9,100,000 (Direct Cost: ¥7,000,000、Indirect Cost: ¥2,100,000)
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、研究代表者らが新たに明らかにした生命現象「細胞外小胞(EV)を介した細胞分化同調」(Minakawa, J Extracell Vesicles, 2021) を応用して、ヒト多能性幹細胞(PSC)から誘導した内皮細胞由来のEVを用いて老化内皮細胞を若年内皮に同調させることにより、内皮細胞若返りに基づく新しい血管機能改善法と、EV治療薬などの新規健康寿命延長戦略の開拓を目的とする。ヒトPSC由来ECから精製したEV(ヒトPSC-EC-EV)を用いて、ヒトPSC-EC-EVのEC増殖に対する効果、老化に対する効果、動脈硬化病変に対する効果と作用メカニズムの検討を行う。新しいECの若年同調法を開拓し、再生医療の次の医療として注目される若返り治療の実現、細胞医薬の次としてのEV治療薬の開発への道を切り拓く本研究は、生物・医学・医療・社会に画期的な変化をもたらす高いポテンシャルを備えており、挑戦的研究として大きな意義を有する。 具体的には、ヒトPSC由来内皮細胞(EC)から精製したEV(ヒトPSC-EC-EV)のEC増殖・老化や動脈硬化動物モデルへの影響等を検討する。研究期間内においては下記の1)-4)の項目を検討する。1) ヒトPSC-EC-EVのEC増殖に対する効果、2) ヒトPSC-EC-EVのEC老化に対する効果、3) ヒトPSC-EC-EVの動脈硬化病変に対する効果、4) ヒトPSC-EC-EVの作用メカニズムの検討。今年度は、種々のヒトPSC由来ECからEVを採取し、増殖停止や老化時、細胞傷害時のECなどにおけるEVの内容物の変化に関して検討した。
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