A Japanese-English contrast and parallel study of the regional labor force market in the modern age
Project/Area Number |
22K18532
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Medium-sized Section 7:Economics, business administration, and related fields
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Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
高橋 基泰 愛媛大学, 法文学部, 教授 (20261480)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村山 良之 山形大学, 大学院教育実践研究科, 客員研究員 (10210072)
石黒 聡士 愛媛大学, 法文学部, 准教授 (90547499)
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Project Period (FY) |
2022-06-30 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥6,370,000 (Direct Cost: ¥4,900,000、Indirect Cost: ¥1,470,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,990,000 (Direct Cost: ¥2,300,000、Indirect Cost: ¥690,000)
Fiscal Year 2022: ¥3,380,000 (Direct Cost: ¥2,600,000、Indirect Cost: ¥780,000)
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Keywords | 近世期地域労働力市場 / 日英対比 / 市場経済形成期 / デジタル・アーカイヴス / GIS時系列的マッピング |
Outline of Research at the Start |
本研究は、科研費基盤研究(B)「市場経済形成期における奉公人の系譜」(2010-2012)および「市場経済形成期における地域金融組織の日英対比研究」(2018-22)の研究成果を踏まえ、近世期日本と英国の地域的労働力市場の重層的社会構造に焦点をあてた実証データ分析により、従来の人口史や労働力市場研究の定式化された労働力市場論を再検討し、市場経済形成期に固有の地域的労働力市場論を構築する。AIと歴史GISを用いたデジタル・アーカイブスの関連項目の時系列的マッピングを含め、この2年間の挑戦の目的は、世代間を貫く系譜的遷移と地理的展開とを統合する新たな労働力市場史の開拓である。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、既存の研究成果を踏まえ、近世期日本と英国の地域的労働力市場の重層的社会構造に焦点をあてた実証データ分析により、従来の人口史や労働力市場研究の定式化された労働力市場論を再検討し、市場経済形成期に固有の地域的労働力市場論を構築する。大規模データセットと歴史 GIS を用いたデジタル・アーカイブスの関連項目の時系列的マッピングを含め、この挑戦の目的は、世代間を貫く系譜的遷移と地理的展開とを統合する新たな労働力市場史の開拓であり、文科系データ資源のリサイクル最大限活用である。本研究計画の主要な項目である日英近世農村労働力データベースの構築進めた。とくに本研究計画の海外共同研究者である英国ケンブリッジ大学リー・ショー=テイラー教授が研究所長である、ケンブリッジ大学人口と社会構造の歴史研究グループにおける2003 年以の大型プロジェクト研「英国職業構造の研究」を含む20年来の研究プロジェクトのデータ活用を開始した。その対比的アプローチのため、ショー=テイラー教授を学術振興会海外研究者短期招へい2023年度第2期の招へい研究者として招き、本研究計画と同題の国際公開セミナーを開催した(愛媛大学、2024年3月9日)。また、それに先立ち、研究代表者は前年度英国において英国における重点研究対象地として訪れたシュロップ州ミドル教区における教区徒弟の年金制度についての新史料について、本研究の角度から考察を加 えた分析(「近世英国シュロップ州ミドル教区徒弟雇用年金に関する新史料」)にくわえて、本研究計画の柱の1つである対比経済史における系譜学的アプローチについての論考をまとめている。(「社会的DNA(系譜学的重層共同性)への対比経済史アプローチ」参照業績)
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
上記海外共同研究者である英国ケンブリッジ大学リー・ショー=テイラー教授を学術振興会海外研究者短期招へい2023年度第2期で招へいするのは10月の予定であり、そこでの議論および調査をふまえ、年末年始に英国にチームとして出張し、追加調査および議論を深化させ、研究を収束させることを期していた。しかし、ショー=テイラー教授が体調を崩し、年末まで入院し、回復し、来日できたのは3月になった。そのため、半年ほどの遅れが生じている。他方、扱うデータがデジタル化されているとしても、圧倒的に大量であるため、当初の予定よりも多くの時間と労力を要することも判明している。
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Strategy for Future Research Activity |
上記の理由により、1年延長となった本研究計画を首尾良く完了する。
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Report
(2 results)
Research Products
(11 results)