Project/Area Number |
22K18555
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Medium-sized Section 8:Sociology and related fields
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
Ronni Alexander 神戸大学, 国際協力研究科, 名誉教授 (40221006)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
谷 明勲 神戸大学, 工学研究科, 名誉教授 (50155199)
野田 和恵 神戸大学, 保健学研究科, 准教授 (50208352)
中原 朝子 神戸大学, インクルーシブキャンパス&ヘルスケアセンター, 政策研究職員 (50624649)
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Project Period (FY) |
2022-06-30 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | ジェンダー平等 / 家父長制 / 高等教育 / パターナリズム / ジェンダー意識 / 女性教員 / 意識改革 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、大学構成員のジェンダー意識を調査し、その変革をもたらすためのワークショップを行い、その後の経過を検討することにより、より効果的な改革につないでいく。 第一段階で、「ジェンダー意識」と組織としての「ジェンダー文化」を、質問紙調査により定量的分析を行う。第二段階で、第一段階の踏まえ、ジェンダー平等観を見直すワークショップを行い、意識の変化をもたらすワークショップの効果の分析を実施する。さらに、ワークショップの半年後に、第一段階と同様の調査を行い、時間経過に伴う意識変化も明らかにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、神戸大学の教員を対象に質問紙調査及びワークショップを行い、ジェンダー意識や神戸大学におけるジェンダー平等に関する考え方を把握したうえで、よりインクルーシブなキャンパスを構築していくことを目的にしている。数量的アプローチによる質問紙調査の結果を踏まえたうえにナラティブ・アプローチに基づくワークショップを行い、実践につないでいくという構成である。また専門が異なる分担者による研究であるために、幅広い基礎研究が望まれるものである。 研究は新型コロナウイルス感染拡大の影響もあって、初年度はかなり遅れたが、本年度は大学内の研究倫理審査を通過し、体制を整え、現在は調査を開始する直前の段階に到達している。本研究の成果は調査を行ってからできるものなので、本年度は準備に多くの時間を費やした。一方、ジェンダー不平等の根底にある家父長制やパターナリズムについての基礎研究の成果として、論説を『平和学辞典』の一環として発行できた。また、大学におけるジェンダー平等の基礎研究として、『高等教育に送るジェンダー平等政策』という書籍に投稿できた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染拡大や大学の体制の変化により研究倫理審査を受けられなかったため、出だしから大幅に遅れが生じた。質問紙調査やワークショップによって構成される本研究には個人情報の取り扱いが伴い、研究の倫理審査を通過しなければ開始できない状態である。2023年度は体制が整えられたことで審査を受けることができ、遅れを少しずつ取り戻すようになってきている。しかし、これには多くの時間がかかったので、本年度も予定より遅れた。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度に研究倫理審査を通過し、質問紙調査を開始する準備を始めた。2024年度に入ってすぐにWeb調査システム等の発注を行い、4月から5月にかけて実施し、7月と12月にワークショップを行い、年度内にまとめる予定である。
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