Research on Facilitating the Connection between Preschool and Elementary School by Bridging STEAM Play and Information Literacy and Competency
Project/Area Number |
22K18575
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Medium-sized Section 9:Education and related fields
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Research Institution | Miyagi University of Education |
Principal Investigator |
安藤 明伸 宮城教育大学, 教育学部, 教授 (60344743)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
飯島 典子 宮城教育大学, 教育学部, 准教授 (40581351)
渡辺 尚 宮城教育大学, 大学院教育学研究科高度教職実践専攻, 教授 (20756522)
平 真木夫 宮城教育大学, 大学院教育学研究科高度教職実践専攻, 教授 (50312690)
岡本 恭介 宮城教育大学, 教育学部, 講師 (60939768)
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Project Period (FY) |
2022-06-30 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥6,110,000 (Direct Cost: ¥4,700,000、Indirect Cost: ¥1,410,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2022: ¥3,510,000 (Direct Cost: ¥2,700,000、Indirect Cost: ¥810,000)
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Keywords | 幼稚園 / STEAM / プログラミング / 環境構成 / 情報活用能力 / STEAM教育 / 幼児教育 / 幼小接続 |
Outline of Research at the Start |
本研究では,幼児期の教育と小学校教育との架け橋として,幼児期の遊びの中に内在するSTEAM教育的な探究性と情報活用能力に着眼し,遊びから学びの接続性の在り方を提案する。ICTを活用することで遊びがより活発化されるよう遊びのデザインを行い,それによって子供たちの情報活用能力の基礎を培うことに繋げる。ICT機器とロボットを用いたSTEAM遊びを開発し,実際の幼児教育及び小学校低学年の生活科の中で試行し効果を実践的に評価することを通して新たな情報活用能力の体系化を行う。
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Outline of Annual Research Achievements |
各研究分担者と協働し、順調に研究を進めることができた。まず研究計画にあるように、幼稚園段階での園児の活動・遊びに内在するSTEAM要素を探索的に考察するために、宮城教育大学附属幼稚園で作成している1年分の環境構成図を分析した。その結果、年度当初の環境構成から、園児たちの探究的な遊びの広がりに応じて、より多くの道具やICTなどが用意され、園児たちが必要に応じて必要なタイミングでそれらを活用できる環境が流動的に準備されていることが明らかとなった。また、ファッションショー遊びでは、プログラミングによってライトの演出効果を工夫しており、意図する一連の活動を分解し記号に置き換える操作も見られ、プログラミング的思考の基礎的な段階も年長段階で可能であることがわかった。また、toioというロボットを使用し、双六を模したプログラミング教材を開発した。紙ブロックを並べることで、数と向きの概念を遊びの中で体感させることができた。 次に、同一教材を幼少中段階で利用し、同じ教材から得られる教育的価値について考察した。この教材はembot+と呼ばれるもので、超音波センサを取り付け計測・制御の幅を広げた段ボールの筐体を持つロボット教材である。幼稚園では、魔法の箱のように扱いながら、実際にはコンピュータが入っており、それは人が動きを作っていることに気付かせることができた。小学校では、4年生であっても超音波センサを扱うことで、距離の概念、音の反射の概念、その原理をセンサとして利用するエンジニアリングの視点、そしてそれらを統合的にプログラミングで体験的に理解できることが明らかとなった。中学校では距離に応じてLEDの点灯を変える複雑な条件分岐のプログラムを考えることで社会で利用されている問題解決の事例につなげることができた。このことから、重要なのは教材研究であることが再認識された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
今年度は採択通知からの研究期間が短かったものの、研究計画に位置付けたフェーズ1の取り組みを行うことができた。現在対象としている幼稚園での実施タイミングや状況次第で、実施が困難な場合は、市内の他の幼稚園や保育園なども対象園とすることを検討する。
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Strategy for Future Research Activity |
来年度は、より具体的な教材や遊びを提案する予定であるので、余裕をもって幼稚園の実態とすり合わせて実施をしていく。また、小学校段階での活動の在り方についても考察をする予定であるため、小学校低学年での活動ができるよう、小学校の教員と、小学校低学年での生活科等でのSTEAM要素や、幼稚園段階での(コンピュータを使用しない)遊びで使用される道具に内在するSTEAM要素を分析し、それらの関連を図る予定である。
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Report
(1 results)
Research Products
(7 results)