Project/Area Number |
22K18589
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Medium-sized Section 9:Education and related fields
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
山根 隆宏 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 准教授 (60644523)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
江上 弘晃 神戸大学, 附属学校部, 特別支援学校教諭 (20915201)
原田 新 岡山大学, 教育推進機構, 准教授 (70721132)
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Project Period (FY) |
2022-06-30 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥6,240,000 (Direct Cost: ¥4,800,000、Indirect Cost: ¥1,440,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2022: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,000,000、Indirect Cost: ¥600,000)
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Keywords | 知的障害 / 就労 / 余暇 / ウェルビーイング / メンタルヘルス / 成人 / 家族 |
Outline of Research at the Start |
本研究は知的障害者やその重要な他者(親,施設職員)を対象に,賃金労働に限らず広い意味で社会の一員として活動する「働くこと」及び余暇活動に対する態度に焦点を当て,混合研究法など多様なアプローチからその解明を目指すことを目的とする。具体的には,知的障害者との親における,①「働くこと」と余暇の実態とそれらへの態度がウェルビーイングにもたらす影響の解明,②ウェルビーイングの変化軌跡と「働くこと」と就労がもたらす影響の解明,③高等部から就労に至るまでの働くこと」と余暇への態度の変化に教育や支援者の態度がもたらす影響の解明を目的とする。
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Outline of Annual Research Achievements |
知的障害のある成人のウェルビーイングにおいて余暇や就労の充実は重要であるが,当事者やその重要な他者の視点からそれらの実態や関連性については十分に明らかになっていない。そこで,本研究は知的障害者やその重要な他者(親,施設職員)を対象に,賃金労働に限らず広い意味で社会の一員として活動する「働くこと」及び余暇活動に対する態度に焦点を当て,混合研究法など多様なアプローチからその解明を目指すことを目的とした。 今年度は研究分担者と適宜ミーティングを開催し,それぞれの専門性と実践の観点から意見効果を行い,研究の対象者の範囲,調査方法,調査の範囲,リクルート方法,就労や余暇の具体的な範囲などを整理し,今後の研究の方針を固めた。また,研究分担者との議論を重ねていく中で,当初予定していた質問紙調査に先立って,面接調査を進めていくことが必要であると判断し,研究計画の一部を変更するに至った。さらに,並行して知的障害成人のウェルビーイングについて先行研究のレビューを進めた。その際に,余暇や就労に関する研究は多くはみられなかったため,知的障害成人のメンタルヘルスや生涯学習,地域の居場所など幅広く文献を収集することにした。文献レビューの結果,知的障害のある成人のウェルビーイングとその関連要因,またそれらの測定方法について理解を深めることができ,今後の調査研究を進める上で重要な基礎的資料を収集することができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
先行研究のレビューや測定尺度や測定方法を確定するのに時間がかかったため。また,それに関連して調査研究の実施が遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
先行研究のレビューはすでに終えているため,調査研究の準備を進めていく。調査対象者やその家族の状況によって実態が異なる可能性から,当初予定していた大規模な質問紙調査よりも先だって面接調査を実施することが適切と判断したため,予定を変更する。またICTを活用するなどして,調査の効率化を図る。
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