Project/Area Number |
22K18613
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Medium-sized Section 9:Education and related fields
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
鈴木 佳苗 筑波大学, 図書館情報メディア系, 教授 (60334570)
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Project Period (FY) |
2022-06-30 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥6,110,000 (Direct Cost: ¥4,700,000、Indirect Cost: ¥1,410,000)
Fiscal Year 2024: ¥2,860,000 (Direct Cost: ¥2,200,000、Indirect Cost: ¥660,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | 学習支援 / 問題解決 / 学習情報資源 / 情報検索 / 教材開発 |
Outline of Research at the Start |
本研究の目的は、1)インターネット上のコンテンツ活用のみでは答えを得ることが難しい問い(学習テーマ)の類型を明らかにし、2)公共図書館などの機関がこれらの学習テーマに対してどのようなインターネット上のコンテンツ以外の資料を提供し、学習者による効果的な活用を促進できるのかを明らかにすることである。1)については、学校および公共図書館を対象とした調査により問いを収集し、これらの問いの分類を行う。2)については、1)の研究成果に基づいてインターネットのみでうまく調べられない問いの特徴、他の情報源の活用の例などをまとめた教材を開発し、この教材を用いて中学生・高校生を対象とした実践と評価を行う。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、インターネット上のコンテンツ活用のみでは答えを得ることが難しい問い(学習テーマ)の類型を明らかにし、公共図書館などの機関がこれらの学習テーマに対してどのような資料を提供し、学習者による効果的な活用を促進できるのかを明らかにすることである。 2023年度には、小学校5・6年生の保護者、中学生の保護者、高校生を対象として、インターネット上のコンテンツ活用のみでは答えを得ることが難しい問い(学習テーマ)に関するオンライン調査を実施した。調査対象者を小中学生の保護者、高校生とした理由は、2022年度に着手した学校図書館司書教諭を対象とした調査を進めた結果、学校では学校図書館の本でしっかり調べられるように課題を出すことが多いことなどから、児童生徒が自身で立てたインターネット上のコンテンツ活用のみでは答えを得ることが難しい問い(学習テーマ)を調べることとしたためである。 児童生徒が自身で立てたインターネット上のコンテンツ活用のみでは答えを得ることが難しい学習テーマを分類した結果、これまでに収集していた事例から得られたカテゴリ以外に複数のカテゴリが抽出された。インターネット上のコンテンツ活用のみでは答えを得ることが難しい学習テーマには、検索方法を工夫することにより答えが得られるもの、検索方法を工夫しても答えが得られにくいものがあり、これらを分類したうえで、学習支援の方法を検討してくことが必要であることなどが示唆された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
小中学生の保護者、高校生を対象としたオンラインで調査を実施することとしたため、インターネット上のコンテンツ活用のみでは答えを得ることが難しい学習テーマに対する学習支援の方法の検討がやや遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
児童生徒が自身で立てたインターネット上のコンテンツ活用のみでは答えを得ることが難しい問い(学習テーマ)の特徴について、より詳細に分析を行う予定である。さらに、これらの学習テーマに対してどのような資料を提供することができるのかなどについて検討を進めていく。
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