Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
軸索を伝搬する活動電位は周囲に磁場を発生させる。申請者は、軸索を取り囲む金属に巻かれた複数の分割したコイルからなる電極を設置し(多コイル電極)、電磁誘導によりコイルに発生する電流を通じて神経活動を計測する手法を開発する。この技術が確立されれば、軸索束の中で、活性化した軸索の位置を特定することができると考えられる。もし末梢神経束の中で活性化している軸索の位置を特定できれば、末梢からの感覚情報や中枢からの筋を駆動する運動指令を、より高い精度で侵襲性少なく記録することができると考えられる。