Project/Area Number |
22K19661
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Medium-sized Section 58:Society medicine, nursing, and related fields
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
田高 悦子 北海道大学, 保健科学研究院, 教授 (30333727)
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Project Period (FY) |
2022-06-30 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥6,370,000 (Direct Cost: ¥4,900,000、Indirect Cost: ¥1,470,000)
Fiscal Year 2024: ¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2022: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
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Keywords | 公衆衛生 / 共生社会 / 認知症 / 地域診断 / 老年学 |
Outline of Research at the Start |
認知症を有する人々とその家族等における生活の地域課題を可視化するとともに、方策を見出し、認知症共生社会を実現するためには、認知症を有する人々と地域の目による、当該生活圏の地域の特色を踏まえた地域診断法の開発が必要である。そこで本研究は、認知症共生社会の実現に向けて市民に広く普及したモバイルデバイス(携帯電話、スマートフォン)のICTを活用したシビック テック(Civic:市民×Tech:技術)モデルによる地域診断ツール“ICT×Civic Tech Model Based Inclusive Society System Tool:IC-Tec”を開発し、その効果検証を目的とする
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Outline of Annual Research Achievements |
認知症共生社会とは、認知症の人が尊厳と希望を持って認知症とともに生きる、また認知症があってもなくても同じ社会でともに生きるという「共生」と、認知症になるのを遅らせる、認知症になっても進行を緩やかにする「予防」を両輪として掲げる社会である。そのようは社会を実現するためには、社会の課題を診断する地域診断の手法の開発が必要であり、そこには、1.イメージの変革:絶望から希望、すなわち行政担当者・関係者が、認知症の偏見を払拭し、希望の結集軸をつくること、2.視点の変革:支える側の視点から本人の視点重視へ、すなわち地域の当事者の声を聴き、当事者の視点で考え、動くこと、3.フォーメーションづくり:推進員を中心に効率的に推進するカタチをつくる、つなわち共生社会を推進する市民を孤立させず、最大限に機能できるためのフォーメーションをたんぽすること、4.主体の変革:行政主体から、地域が主体へのしゃかいづくりを推進することが求められている。本研究班ではこのような背景のもと、ICTを駆使した市民技術による市民主体の地域診断法の革新へのチャレンジが必要であると構想し、ICTを活用したシビックテックによる地域診断法の革新を目的に、モデルフィールドにおける市民集団であるプライマリーインフォーマントならびに専門家集団であるキーインフォーマントを対象に、モデル診断法を開発し、当該地域診断の圏域において、健康課題の抽出にかかわる地域のバイタルサインデータならびにサブシステムデータの収集、分析、統合を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初計画に基づいて、ICTを活用したシビックテックによる地域診断法の革新へのチャレンジに向けて、本年度の研究実績として、モデルフィールドにおいて、プライマリーインフォーマントならびにキーインフォーマントとともに当該地域診断の圏域の同定を行うとともに、同圏域における健康課題の抽出にかかわる地域のバイタルサインの収集、分析、統合中であるため。
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Strategy for Future Research Activity |
当初計画に基づいて、ICTを活用したシビックテックによる地域診断法の革新へのチャレンジに向けて、本年度の研究実績として、モデルフィールドにおいて、プライマリーインフォーマントならびにキーインフォーマントとともに当該地域診断の圏域の同定を行うとともに、同圏域における健康課題の抽出にかかわる地域のバイタルサインの収集、分析、統合を進める。
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