Project/Area Number |
22K19715
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Medium-sized Section 59:Sports sciences, physical education, health sciences, and related fields
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Research Institution | Saitama Prefectural University |
Principal Investigator |
金村 尚彦 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 教授 (20379895)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
国分 貴徳 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (10616395)
村田 健児 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 助教 (30792056)
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Project Period (FY) |
2022-06-30 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥6,370,000 (Direct Cost: ¥4,900,000、Indirect Cost: ¥1,470,000)
Fiscal Year 2024: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2022: ¥2,730,000 (Direct Cost: ¥2,100,000、Indirect Cost: ¥630,000)
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Keywords | 末梢神経損傷 / 神経機能回復 / 光遺伝学的手法 / 運動療法 / 神経可塑性 |
Outline of Research at the Start |
本研究構想は,末梢神経損傷後の治療に対して,光遺伝的手法と運動療法を駆使して挑む.具体的には,光依存性イオンチャネルであるChannelrhodopsin 2を神経細胞で発現させた遺伝子改変マウスを作製し,運動神経細胞と感覚神経細胞の選択的刺激により,光遺伝的手法による軸索再生と機能回復の促進機序を検証する.また,運動療法との併用治療が,それぞれ単独での治療に比べて相乗的効果を発揮し得るか検証する.本研究の成果は,リハビリテーション領域から末梢神経損傷後の機能回復の改善に貢献することで患者の生活の質の向上に寄与する.
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Outline of Annual Research Achievements |
末梢神経損傷モデルに対し、神経損傷の程度によるモデルの違いを検討するために、切断損傷モデルを作成し、回復過程について分析を行った。 マウスを対象に坐骨神経切断モデルを作成し、切断損傷後に,断端部を覆うようにフィブリン糊を塗布することで切断・接合モデルを作製した(STG群)。また機能的回復の評価について、saiatic functional index(以下SFI)を測定し,電気診断学的評価、筋萎縮の程度について粗組織学的評価を行った。切断群(ST群)とSTG群を比較した結果、SFIや電気診断学的評価においてSTG群がSTに比べて有意に回復した。筋組織像では、筋線維の萎縮が観察された。ST群は運動回復が遅れていたが、STGにおいて軸索伸長が促進され運動機能回復が認められた。運動介入について、末梢神経損傷後とその回復を促進できる運動プロトコールの結果は得られている。ウイルス・ベクターの導入量の予備実験を行っており、運動介入期間をあわせて、分析を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
光遺伝学手法を用いて、末梢神経損傷中における機能回復を目指すプロトコールの確立を行っている。ウイルス・ベクターの導入について、注入量や実験期間の検討中であるため、実験の進捗状況が遅れている。次年度に向けて、最適量を確定した後に、末梢神経損傷モデルマウスについて、同手法と運動療法の併用効果の検討を実施する。
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Strategy for Future Research Activity |
ウイルス・ベクターの投与量について予備実験を重ねており確定できる予定である。末梢神経損傷モデルと運動介入プロトコールは設定が完了しているために、ベクター導入量が確定でできれば、次の実験に進むことが可能である。
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