Project/Area Number |
22K19789
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Medium-sized Section 61:Human informatics and related fields
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Research Institution | Nagaoka University of Technology |
Principal Investigator |
圓道 知博 長岡技術科学大学, 工学研究科, 教授 (70397470)
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Project Period (FY) |
2022-06-30 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥6,500,000 (Direct Cost: ¥5,000,000、Indirect Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2023: ¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2022: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,000,000、Indirect Cost: ¥600,000)
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Keywords | ライトフィールド / 拡張現実 |
Outline of Research at the Start |
通常のカメラは、レンズの光学中心に飛来する光線の色を飛来する方向別に記録するものと考えられ、この光学中心すなわちカメラ自体の位置こそが撮影された画像の「視点」である。本研究の目的は、物理的な装置とは異なる位置にある「虚視点」からの撮影を光学的に実現する新たなカメラを提唱し、その基本原理の確立を目指して光学系および画像処理手法の研究を行う。
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Outline of Annual Research Achievements |
通常のカメラは、レンズの光学中心に飛来する光線の色を飛来する方向別に記録するものと考えられ、この光学中心すなわちカメラ自体の位置こそが撮影された画像の「視点」である。本研究の目的は、物理的な装置とは異なる位置にある「虚視点」からの撮影を光学的に実現する新たなカメラを提唱し、その基本原理を確立することにある。複数のカメラ画像等をもとに、あたかも実際のカメラと異なる位置から撮影したかのような映像を合成することは、視点変換または自由視点画像合成として盛んに研究されてきたが、奥行き推定等の高度な画像認識技術を用いていわば人工的に画像を合成するため、システムが複雑であるだけでなく、アーティファクトが生じるなど信頼性の点で用途によっては課題を有している。これに対し本研究のアプローチは、画像を合成・変換するのではなく、必要な光線情報を光学的に直接取得する新しい原理のカメラを実現することにより、虚視点の位置にカメラを設置して実際に撮影した画像と本質的に等価な情報を得る。提唱するカメラは面形状を持ち、この面に飛来する光線のうち、必要な位置と方向を持つものの色情報を取得することによって、この面上から離れた「虚視点」からの撮影を実現する。令和5年度は、面上に飛来した光線のうち、当該視点に対応するものを選択的に取り込んで撮像素子まで伝達する系について、ウェッジと回折光学素子を用いて実現する手法について検討を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
シミュレーションによって予期せぬ画質劣化が確認され、その検討に時間を要したため。
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Strategy for Future Research Activity |
提案した光学系について検討を進め、性能改善を図る。
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