Research Project
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
一酸化窒素(NO)は血管拡張や抗ウィルス作用を有する生理活性ガスであり、副鼻腔で産生するNOは鼻呼吸を通じて気道や肺へと運ばれて、気道や肺血管を拡張するとともに呼吸器系内を清浄に保ち、心肺系の機能維持に役立っている。本研究では、呼吸によって取り込まれるNOを補強して、喘息や肺高血圧などを原因とした呼吸難の改善や感染症予防を行うことのできる「自発呼吸型のNOガス供給基材(人工副鼻腔)」を開発する。