Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
ダイアグラムや主題地図といった「科学的な」グラフィックは、人類が世界認識を形成するために重要なコミュニケーション手段である。これまで各専門分野においてさまざまな視覚化が行われ、そしてそれを分類する試みが散発的に行われてきたが、普遍的で現代的な図の分類法は未だ確立されていないと言わざるをえない。本研究では以上のような問題意識のもとに、既存の図の分類法を批判検討しながら、さまざまな図のデザイン学的分析を行い、それらを総合した上で、図の新しい分類法と分類体系の構築を試みる。これにより、各分野の視覚化に一貫した指針を与え、ダイアグラム・地図デザイン教育の論理的基盤を形作ることができるだろうと考える。