• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to previous page

科学研究における連携構造・知識構造の特徴と研究戦略の選択への影響

Research Project

Project/Area Number 22K20126
Research Category

Grant-in-Aid for Research Activity Start-up

Allocation TypeMulti-year Fund
Review Section 0107:Economics, business administration, and related fields
Research InstitutionTokyo Institute of Technology

Principal Investigator

宮下 修人  東京工業大学, 環境・社会理工学院, 助教 (80966507)

Project Period (FY) 2022-08-31 – 2025-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥2,860,000 (Direct Cost: ¥2,200,000、Indirect Cost: ¥660,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Keywords科学経営学 / 研究戦略 / イノベーション科学 / 研究開発マネジメント
Outline of Research at the Start

本研究では、イノベーション創出を目的とした大型研究開発プロジェクトでの学際・異分野融合を前提とした科学研究において、連携や知識の構造がどのような特徴を有し、これらの構造が科学研究の研究戦略にどのような影響を与えうるかについて探求する。
実際の研究開発プロジェクトにおいて創出された成果情報のデータを用いた実証分析により、科学研究における連携・知識構造と研究戦略の選択メカニズムの間の関係について明らかにする。
実証分析により得られた洞察に基づき、科学研究の研究戦略の選択メカニズムを考慮したプロジェクトマネジメントについて考察し、科学研究の成果をイノベーション創出へ活用するための方策について考察する。

Outline of Annual Research Achievements

本研究課題は、イノベーション創出を目的とした大型の研究開発プロジェクトにおける基礎科学研究の連携や知識の構造的な差異が研究戦略に対してどのような影響を与えうるのかについて、連携構造・知識構造と研究戦略の選択メカニズムの間の関係について明らかにするための実証研究を実施する。
本年度は主に、基礎科学研究における研究戦略を整理するためのフレームワークの構築を進め、研究活動の様式が異なる事例間での比較が要求される場合の評価方法の改良に取り組んだ。
特に、個人レベルの学際性の多義性・曖昧性や測定方法に内在するバイアスの影響について考察し、学際性として概念化されるプロセスには異分野連携と知識統合があることを踏まえて、それぞれの概念に相当する学際性の計測手法について検討した。
このようなフレームワークに基づき、個々の研究者の心理学的要因がそれぞれの学際性に対してどのような影響を及ぼすかについて調べた結果、学際性の種類によって影響を及ぼし得る心理学的要因に違いがあることが明らかになり、学際研究を促進する上で有効に機能する施策が異なるであることが示唆された。
また、連携・知識構造に基づく研究戦略の特定に関する研究成果ついての国際学会発表を行った際に得られたフィードバックを参考に、知識の種類、即ち暗黙知と形式知の違いを考慮して知識構造の表現形態を決定する必要性について考察し、ナレッジマネジメントの観点を取り入れた研究戦略の選択メカニズムについての理論構築を試みた。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

研究戦略を整理するためのフレームワークを構築することはできたが、研究戦略の選択へ連携・知識構造の影響についてはより詳細に検証することが要求される。
加えて、当初想定していた対象事例以外の研究開発拠点の成果情報についても入手できる可能性が出てきたことから、より精緻な分析を実現するためにはデータセットの改良が必要になるものと判断され、当初の計画よりも遅れが出ている。
そのため、研究戦略の選択メカニズムは検証途中の状態となっており、連携・知識構造の影響を明らかにするための実証分析については分析手法やデータセットの改善を継続する必要がある。

Strategy for Future Research Activity

研究戦略を整理するためのフレームワーク及び個人の心理学的特性が学際性に与える影響についての研究結果については論文化を進める。
また、研究戦略の選択メカニズムについてのモデルを洗練させ、連携・知識構造の影響を明らかにするための実証分析を進めていく。

Report

(2 results)
  • 2023 Research-status Report
  • 2022 Research-status Report
  • Research Products

    (2 results)

All 2023

All Presentation (2 results) (of which Int'l Joint Research: 1 results)

  • [Presentation] 学際性とメトリクス―学際研究の生産性向上に向けて―2023

    • Author(s)
      宮下修人, 加藤尚吾, 仙石慎太郎, 安西智宏
    • Organizer
      研究・イノベーション学会第38回年次学術大会
    • Related Report
      2023 Research-status Report
  • [Presentation] Monitoring the Complexity of Collaboration and Knowledge Structures in Innovation-Oriented Projects: A Methodology for Instrumentation2023

    • Author(s)
      Shuto Miyashita, Shogo Katoh, Tomohiro Anzai, Shintaro Sengoku
    • Organizer
      ISPIM Connect Salzburg
    • Related Report
      2023 Research-status Report
    • Int'l Joint Research

URL: 

Published: 2022-09-01   Modified: 2024-12-25  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi