Analysis of the basis for brain network in relation to retreval of the person's name.
Project/Area Number |
22K20319
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Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
0110:Psychology and related fields
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Research Institution | University of the Ryukyus |
Principal Investigator |
宇杉 竜一 琉球大学, 医学部, 非常勤講師 (70966176)
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Project Period (FY) |
2022-08-31 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2022: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
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Keywords | 固有名詞 / 側頭極 / 磁気共鳴画像 / 人名 |
Outline of Research at the Start |
人名等の固有名詞想起時の側頭葉前方領域を中心とした脳内ネットワーク機構の解明を目的とする。被験者は健常者群と側頭葉前方領域に病変を有する症例群を対象とし、マルチモーダルなMRIデータにより、人名想起と関連する脳領域を多角的に解析する。加齢により人名想起が困難となることは経験的に広く知られ、そのメカニズムの解明は加齢現象を理解する一助となり、簡易的な人名呼称課題が加齢のバイオマーカーの一つとして発展する可能性がある。脳神経外科学領域において側頭葉前方領域は、切除術の適応となる領域であり、側頭葉前方領域の機能について詳細に検討する事は,術後の症状予測に対して有用な基盤情報を与えるものと思われる。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題は、人名を中心とした固有名詞の想起に関連する脳内ネットワーク機構を明らかにすることを目的とする。 固有名詞の喚語に関連する脳領域を検討するために、右利き健常者20名(平均30.9±8.8歳)を被験者として、機能的MRIにて固有名詞(有名人名、地名)、動物、「い」から始まる語を出来るだけ多く喚語する語想起課題を実施した。結果として、固有名詞(有名人名、地名)を語想起する時に特化した脳領域は左海馬、左上中側頭回前方領域、両側楔前部、両側角回などデフォルトモードネットワーク領域との関連性が示唆された。 側頭葉に病変を有し側頭葉前方領域を切除術後の症例12名(左側病変8名;43,5±11.7歳、右側病変4名;59.3±14.5歳)では左側頭葉病変を有する症例のみ固有名詞の喚語困難がみられた。左側頭葉病変を有する術後8症例に対しても機能的MRIを実施し、固有名詞のみの喚語数が健常者と比較し有意に低く(有名人名p<0.003、地名p<0.04)、固有名詞(有名人名、地名)を喚語時の血液動体反応を健常者と集団解析で比較すると、症例群では左海馬、左楔前部の領域は健常者と比較し有意に活動性が低下した(familywise error クラスター閾値p<0.05)。 固有名詞を喚語する際には左海馬、左側頭葉前方領域、楔前部、両側角回領域のネットワークが関与し、左側頭葉前方領域の病変を有する症例では、これらのネットワークの機能不全により、固有名詞の喚語能力の低下が出現する可能性が考えられた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
健常者20名(男性11名、女性9名,平均30.9±8.8歳)、側頭葉切除後の症例12名(左側切除8名;43,5±11.7歳、右側切除後4名;59.3±14.5歳)のデータ収集を行なった。症例の蓄積に時間を要したため、症例を含めた機能的MRIによる集団解析が遅延している。
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Strategy for Future Research Activity |
側頭葉切除後の脳腫瘍症例に対して実施した神経心理学的評価と固有名詞の語想起時の機能的MRIの解析結果をまとめ、論文化を行う。
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Report
(2 results)
Research Products
(4 results)