Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
臨床では革新的な生体吸収性医療機器の登場が期待されている一方で、既存生分解性素材はそれぞれ解決し難い欠点を内在しており、要求される性能を完全に満足できていないのが実情である。次代の生分解性素材として期待されるシルクフィブロインについては、実際の医療機器に応用された事例が乏しく、潜在的な能力が明白となっていない。そこで、本研究では、シルクフィブロインを応用して立体構造物を作製し、力学的特性と生体適合性・生分解性の関係を評価した上で、それらに寄与する分子構造上の要素を解明する。本研究で得られる成果は、生体吸収性医療機器開発における要素技術として重要である。