Project/Area Number |
22K20747
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Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
0802:Biomedical structure and function and related fields
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Research Institution | International University of Health and Welfare |
Principal Investigator |
乗松 雄大 国際医療福祉大学, 国際医療福祉大学成田病院, 助教 (60968577)
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Project Period (FY) |
2022-08-31 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥2,860,000 (Direct Cost: ¥2,200,000、Indirect Cost: ¥660,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 乾癬 / アトピー性皮膚炎 / 皮膚リンパ腫 / キャピラロスコピー / Nail fold bleeding |
Outline of Research at the Start |
キャピラロスコピーは全身性強皮症領域で主に使用されてきた検査の1つである。全身性強皮症では、特徴的な毛細血管の異常が認められることが知られている。近年キャピラロスコピーで観察される毛細血管の異常が乾癬でも認められることがわかり注目されている。しかし毛細血管数やNFB数の検討は十分になされていないためこれを検討する。またアトピー性皮膚炎と皮膚T細胞リンパ腫の鑑別は皮疹からは困難といわれているが、両者ともキャピラロスコピーの検討は今まで施行されていない。アトピー性皮膚炎とCTCLの間にキャピラロスコピーで観察される毛細血管の異常の差があるか検討する。
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Outline of Annual Research Achievements |
乾癬、アトピー性皮膚炎、皮膚リンパ腫を中心とした皮膚疾患におけるキャピラロスコピー像の臨床的意義の検討を行った。 乾癬においては昨年度同様東京大学医学部附属病院の深澤医師と協力し、検討をすすめた。チルドラキズマブにおいてもインフリキシマブと同様に乾癬におけるキャピラロスコピーのNFB像および毛細血管異常が血清サイトカイン値や乾癬の重症度と相関することを明らかにし Front Immunol. 2023;14:1286251. doi: 10.3389/fimmu.2023.1286251. に報告した。 アトピー性皮膚炎と皮膚リンパ腫においては昨年時点でアトピー性皮膚炎においてもNFB像および毛細血管異常がみられたことから、改めて「皮膚疾患におけるキャピラロスコピー所見の検討」として倫理委員会の承認を受けて検討を行うこととした。アトピー性皮膚炎および皮膚リンパ腫の血清検体を集積した。 現在EASIスコアや皮膚リンパ腫の病型との相関との関連を調査している他、血清サイトカイン値(IL-17A、IL-23、TNFアルファ)の測定を予定している。 また、キャピラロスコピー像については全身性強皮症などの膠原病以外あまり検討が行われていないため、同意が得られた皮膚腫瘍やその他の炎症性皮膚疾患についても検討をすすめている。特にキャピラロスコピー像の異常を認めたことが診断のきっかけになったvery early SScの症例については研究のみならず患者自身にとっても有益であったと思われ外用を Int J Rheum Dis. 2024 Feb;27(2):e15062. doi: 10.1111/1756-185X.15062. PMID: 38348750.に報告した。
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