Project/Area Number |
22K20774
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Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
0803:Pathology, infection/immunology, and related fields
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
柳原 豊史 九州大学, 医学研究院, 助教 (40778841)
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Project Period (FY) |
2022-08-31 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥2,860,000 (Direct Cost: ¥2,200,000、Indirect Cost: ¥660,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 肺線維症 / 肺高血圧症 / ブレオマイシン / 肺高血圧合併肺線維症 / マウスモデル |
Outline of Research at the Start |
慢性進行性に肺の線維化を来す特発性肺線維症の予後は3-4年程度と悪く、更に肺高血圧症を合併した場合の生命予後は極めて悪い。申請者は「特発性肺線維症における肺血管リモデリングが、肺線維症の病態進行に関与している」と仮説を立て、本研究を企画した。 本研究では、①ブレオマイシン反復投与による肺高血圧合併肺線維症マウスモデルを樹立する。 ②肺血管構成細胞と繊維芽細胞の共培養系を確立し、両者の相互作用を解析する。③同マウスモデル肺を薄切または脱細胞化した上で、血管構成細胞をその中で培養し、性質変化を解析する。本研究により、難治性の特発性肺線維症の病態解明、ひいては新規治療の開発に繋がることが期待される。
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Outline of Annual Research Achievements |
慢性進行性に肺の線維化を来す特発性肺線維症の予後は3-4年程度と悪く、更に肺高血圧症を合併した場合の生命予後は極めて悪い。申請者は「特発性肺線維症における肺血管リモデリングが、肺線維症の病態進行に関与している」と仮説を立て、本研究を企画した。 本研究では、(1)ブレオマイシン反復投与による肺高血圧合併肺線維症マウスモデルを樹立する。 (2)肺血管構成細胞と繊維芽細胞の共培養系を確立し、両者の相互作用を解析する。(3)同マウスモデル肺を薄切または脱細胞化した上で、血管構成細胞をその中で培養し、性質変化を解析する。性質変化の背景にある分子機序をフローサイトメトリー、PCR、マイクロアレイや質量解析を用いて同定を試みる。 初年度は、ブレオマイシン反復投与による肺高血圧合併肺線維症マウスモデルの樹立を試みた。ブレオマイシン単回投与群では、C57BL6 10週齢雌マウスにブレオマイシン2mg/kgを気管内投与し、3週間後にsacrificeした。2回投与群では1.2mg/kgを気管内投与し、2週間後にブレオマイシン2mg/kgを気管内再投与し3週間後にsacrificeした。マッソントリクローム染色で肺繊維化を評価したところ、ブレオマイシン1回投与群に比べ、2回投与群はより強い線維化を呈していた。更に、2回投与群で肺動脈壁肥厚が認められた。2年目は肺線維化の程度、肺動脈壁肥厚の定量化を行い、肺高血圧合併肺線維症のモデルマウスとして使用可能か評価を行う。また肺組織より肺繊維芽細胞、肺動脈平滑筋細胞、肺血管内皮細胞をそれぞれ単離し、共培養系を確立、両者の相互作用を確認する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
ブレオマイシン2回投与により、単回投与に比べてより強い肺線維化と肺高血圧の所見が確認され、肺高血圧合併肺線維症モデル作成は概ね順調に進展していると考えられる。
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Strategy for Future Research Activity |
2年目は肺線維化の程度、肺動脈壁肥厚の定量化を行い、肺高血圧合併肺線維症のモデルマウスとして使用可能か評価を行う。また肺組織より肺繊維芽細胞、肺動脈平滑筋細胞、肺血管内皮細胞をそれぞれ単離し、共培養系を確立、両者の相互作用を確認する予定である。
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