Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
二相性けいれんと遅発性拡散能低下を呈する急性脳症(AESD)は、感染を契機とする小児急性脳症の約4割を占める。AESDの2~3割で難治性の脳症後てんかんを発症し、焦点発作やてんかん性スパズム、驚愕発作などの特徴的な発作型を呈するが、その病態は明らかでない。脳波-機能的MRI同時記録(EEG-fMRI)は、てんかん性活動に伴う脳内ネットワークの機能異常を非侵襲的に評価できる新規モダリティである。本研究ではAESD後てんかんに対してEEG-fMRI解析を行うことで、てんかん性活動に伴う脳内ネットワークの機能異常を明らかにし、治療効果の判定に役立てることを主目的とする。