Longitudinal study on the effectiveness of treatments for noncommunicable diseases using merged population-based cohort data with real-world data
Project/Area Number |
22K20859
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Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
0902:General internal medicine and related fields
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
宮田 潤 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 助教 (40967725)
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Project Period (FY) |
2022-08-31 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,000,000、Indirect Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | 地域住民コホート研究 / リアルワールドデータ / 生活習慣病 / 動脈硬化 / 循環器疾患 / 骨折 / ぶどう膜炎 |
Outline of Research at the Start |
昨今、リアルワールドデータ(RWD)を用いた研究が注目されている。本研究では、「生活習慣病に対する治療が、実際の住民集団において有効であるか」を、前向きコホート研究のデータと、医療・介護レセプトデータ等のRWDとを突合し縦断的に検証する。コホート研究の参加者を、RWDで定義された治療内容に基づき複数の群に分け、心血管疾患や骨折、要介護状態等のアウトカムのリスクを比較する。コホート研究のデータとRWDの両方を活用することで、医療の質向上や患者アウトカムの改善に寄与し得る、これまでは検証し得なかった様々な知見を得ることが可能である。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、長崎大学が長崎県五島市で行っている前向きコホート研究であるNagasaki Islands Studyのデータと、長崎県五島市が保有するリアルワールドデータとを突合し、縦断的に検証するものである。コホート研究の参加者を、リアルワールドデータで定義された治療内容に基づき複数の群に分け、心血管疾患や骨折、要介護状態等のアウトカムのリスクを比較することを目的としている。 Nagasaki Islands Studyにおいては、前年度に引き続き、2022年度も五島市内の特定健診会場でフィールド調査を行った。フィールド調査では、特定健診項目に加え、握力や体組成の測定、血管脈波検査、頸動脈エコー検査、超音波による骨量測定検査、口腔診察、咀嚼機能検査を行い、新たに研究参加した197名を含む571名に参加して頂いた。本コホート研究では、2023年3月現在、計5,257名を追跡中である。また、長崎県五島市内の病院(長崎県五島中央病院、長崎県富江病院、聖マリア病院、郡家病院)における循環器疾患や骨折の発症調査と、長崎県五島市内の眼科医療機関(長崎県五島中央病院、長崎県富江病院、ダケ眼科クリニック)におけるぶどう膜炎の発症調査を継続して行っている。 研究成果の公表に関して、研究代表者はコホート研究のプロフィールの報告や、ぶどう膜炎の実態調査の学会発表、調剤情報データに関する学術論文の公表に向けて、準備を進めているところである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
長崎県五島市が保有するリアルワールドデータのうち、2014年~2022年の4月~6月の調剤情報データについて、研究参加者のデータの抽出を試みた。外部業者にソフトウェアの作成を依頼し、複数回の動作確認とソフトウェアの更新を経て、現在までにデータを利用することが可能となった。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度も、五島市内の特定健診会場(2022年度とは別の地域)におけるフィールド調査を継続する予定であり、既に関係各所との調整を済ませている。また発症調査についても、これまで通り継続する。 長崎県五島市が保有するリアルワールドデータのうち、2014年~2022年の、4月~6月以外の調剤情報データについて、研究利用に向けて五島市に必要な申請を行う予定である。必要なソフトウェアは既に開発されているため、作業は順調に行える見通しである。 さらに、要介護状態をアウトカムとした研究を行うために、調剤情報データの突合が完了した後、介護保険データの利用について必要な検討をする予定である。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)