Project/Area Number |
22K21014
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
0907:Oral science and related fields
|
Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
伊賀 利香 神戸大学, 医学研究科, 医学研究員 (20968177)
|
Project Period (FY) |
2022-08-31 – 2025-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥2,860,000 (Direct Cost: ¥2,200,000、Indirect Cost: ¥660,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
|
Keywords | 瘢痕形成 / サイトカインストーム |
Outline of Research at the Start |
本研究は、局所のサイトカインストームを制御することで、瘢痕形成を抑制する新たな治療法を模索することを目的としている。具体的には、口腔粘膜由来細胞および皮膚由来細胞の炎症性サイトカインの挙動を確認し、創傷治癒過程、瘢痕形成過程において、炎症性サイトカインを抑制することで、瘢痕形成抑制が起こるかどうかを検討する。
|
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、①口腔粘膜上皮および皮膚上皮における瘢痕形成の違いを調査し、②局所のサイトカイストームを制御することで、瘢痕形成を抑制する新たな治療法を模索することである。ヒト口腔粘膜由来細胞(線維芽細胞)、ヒト皮膚由来細胞(線維芽細胞)を用いて、インキュベーター内で37℃、5%CO2の条件下で培養し、サブコンフルエントまで細胞を増やした。培養後、各細胞の通常培養状態での炎症性サイトカイン(IL-6, TNF-α)の挙動を調査し、検討中である。皮膚欠損モデルとして、8週齢のSDラット背部皮膚に直径8mmの円形の全層皮膚欠損創を作成した。また、口腔粘膜は、頬粘膜に2mm×2mmの上皮欠損を作成する口腔粘膜欠損モデルを作成中である。また背筋に0.5%ブピバカイン2mlを注入し、筋肉損傷(瘢痕形成)モデルを作成した。局所的炭酸ガス投与を行うことで、瘢痕形成が抑制されるかを検討した。炭酸ペーストは投与時間10分間、週5回を経皮的に塗布を行った。炭酸ガス発生しないペーストを、コントロールペーストとして塗布を行った。3, 7, 14, 21日目に創傷治癒の観察を行った。またそれぞれのtime pointで組織を採取し、RNAを抽出し、real time PCRで検討を行う。また、蛋白については免疫染色で検討を行う。インターロイキン6, インターロイキン1βなどの炎症性サイトカイン、瘢痕形成に関わるTGF-β、および、筋再生マーカーとされるmyoD, myogeninについて、現在、検討中である。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
「研究者のその他の業務の多忙、親族の介護、身内の不幸、子の養育(産前産後休暇または育児休業の取得によるものも含む)、怪我や病気によるもの」に当てはまる事情により、研究の進捗状況が遅れている。
|
Strategy for Future Research Activity |
現在検討中の、vivoの研究を遂行し、vitroの研究もすすめていく予定である。
|