Project/Area Number |
22K21035
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Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
0907:Oral science and related fields
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
堀 頌子 新潟大学, 医歯学総合病院, 医員 (80963131)
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Project Period (FY) |
2022-08-31 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥2,860,000 (Direct Cost: ¥2,200,000、Indirect Cost: ¥660,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 咀嚼行動 / 肥満 / レトロスペクティブスタディ / ウェアラブル咀嚼回数計 / 咀嚼 |
Outline of Research at the Start |
咀嚼と健康に関する研究報告は数多く見られるが、それらのほとんどが咀嚼行動について自己評価(アンケート)に基づき、実際のデータを伴っていない、また、一時点のみの咀嚼と健康の関連評価しか行っていない。 本研究では、ウェアラブル咀嚼回数計を用い、大規模な実際の日常での咀嚼行動データを測定し、咀嚼の実態を明らかにする。また、健診データも入手し、咀嚼行動と全身状態(BMIをメインとし、他生理学的データ等)との関連を探る。現時点の咀嚼と全身の相互関連に加え、過去の健診データも採取することで、個人の咀嚼行動や生活習慣が、時系列的な全身状態の変化(肥満発症など)にどのように関連していくのかも明らかにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
「早食いほど,咀嚼回数が少ないほど肥満のリスクが高い」など,咀嚼と健康の関連についての研究報告は数多く見られ,咀嚼を促す啓蒙活動は盛んである. しかしこれまで,咀嚼と健康の研究報告の多くは主観的評価(アンケート)にしか基づいておらず,客観的に咀嚼行動を評価し,時系列的に全身の健康との関連に着目した研究はほとんど見られなかった.そこで本研究では,我々が開発研究を進めてきたウェアラブル咀嚼回数計(bitescan)の特徴を活かし,①実際の咀嚼行動データを測定し,肥満や生理学的データとの関連,②個人の咀嚼行動や生活習慣が,レトロスペクティブに調査した時系列的な全身(BMI)の変化にどのように関連しているのかを明らかにすることを目的とする.
共同研究を予定していた協力企業の関係で,長期に渡り研究を開始することが出来ずにいた.また,この度やはり協力企業の参加が難しいということになり,新たな共同研究先を探すこととなった.現在新たな共同研究先が決定したところである.当初の予定から,研究実施方法・日程共に大幅な変更が生じてしまったが,健診での計測とすることで,2(日)×2(回)という短期間で大人数の被験者を確保出来る予定である.計測実施方法が変わってしまうため,研究実施計画の見直しを行い,本研究課題に関するデータ採得の準備を行うとともに,これまでのデータから肥満と咀嚼回数との関連を再検討した.健診先と日程や計測内容に関して相談を行っており,倫理申請書を製作中である.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
元々は協力企業との共同研究を予定していたが,協力企業の関係で,長期に渡り開始することが出来なかった.また,やはり協力企業は参加が難しいということで,新しい共同研究先を探すこととなり,予期せぬ事態が生じてしまったことから,当初の予定よりかなり遅れが生じてしまっている. 現在新しい共同研究先が決定したため,計測に向けて準備中である.円滑な計測実施を可能にするため,研究計画の見直しと,被験者先とのミーティングを行っており,早急に本学倫理委員会への提出を早急に行う予定としている.
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Strategy for Future Research Activity |
元々の予定では協力企業の被験者にbitescan(耳掛け式咀嚼回数計測装置)を郵送にて貸出し,自己計測を行ってもらう予定であったが,被験者先が健診での計測に変更となったため,こちらが測定場所に出向き,計測を行う形を取る.健診の合間での計測となってしまうため,計測時間が限られてしまうという問題があるが,可能な範囲で元々予定していた評価項目を計測に含めれらるよう共同研究先とも話し合いを行う. データ採得の流れは、具体的には以下の内容となる. 【対象】健診での測定で男女,300名を予定【測定機器】ウェアラブル咀嚼回数計bitescan 【方法】健診(2(日)×2(回))にて以下の評価項目に関し計測を実施する. 【評価項目】①日常での咀嚼行動:bitescanで測定(咀嚼回数・咀嚼スピード・食事時間・一口回数)②日常での食事内容:1週間記録.健康アプリ「カロミル」により,食事写真情報から画像診断し,摂取カロリー・各種栄養素データを判定する.*①,②については可能であれば被験者へのbitescanの貸出を行うことで計測する.③咀嚼特性:規格化された食品(おにぎり1個,100g)を摂取してもらい,bitescanで咀嚼行動を測定する.④BMI,生理学的データ:本年度と3年前の健診データより体重,身長,BMI,腹囲,血圧,血液データを抽出する.⑤口腔状態(歯数,義歯・歯科定期受診の有無、OHIP等)⑥アンケート:食習慣(食べる速さ),メンタルヘルス,生活習慣(飲酒・喫煙・睡眠など) 20歳時の体重・身長(BMI算出),現在と比べた食習慣(食べる速さ),生活習慣(飲酒・喫煙・睡眠)など
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