Project/Area Number |
22K21057
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Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
0907:Oral science and related fields
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
峯尾 修平 新潟大学, 医歯学総合病院, 医員 (20962814)
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Project Period (FY) |
2022-08-31 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥2,860,000 (Direct Cost: ¥2,200,000、Indirect Cost: ¥660,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | ペリオドンタルメディスン / 歯周病原細菌 / オルガノイド / 腸管オルガノイド |
Outline of Research at the Start |
これまでの口腔-腸管連関研究から,嚥下された歯周病原細菌が腸管を介して全身に悪影響を与えるという,新たなペリオドンタルメディスン病因論が提唱される.申請者らの研究室においても,嚥下された歯周病原細菌が腸管上皮バリアを直接的に障害することを報告したが,そのメカニズムの解明には至っていない.近年,“ミニ臓器”として3次元オルガノイド培養の有用性が注目される.しかしオルガノイドは固形ゲル内に埋没された状態では細菌との共培養ができないため,微生物との相互作用の解析が困難である.本研究では,マウス腸管オルガノイドにおける細菌感染モデルを確立し,歯周病原細菌による腸管上皮細胞への直接的な影響を検討する.
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Outline of Annual Research Achievements |
歯周医学研究において,嚥下された歯周病原細菌が腸管を介して全身性に悪影響を与えることが報告されている.申請者らの研究室においてはこれまでに,嚥下された歯周病原細菌が腸管上皮バリアの障害および腸管局所における炎症惹起に関与することを明らかにしたが,その詳細なメカニズムは不明なままである.近年,より生理的な細胞活動をin vitroで模倣することが可能な3次元オルガノイド培養の有用性が注目され,発生学,腫瘍学,創薬領域で大きな注目を浴びている.しかし本培養法の問題点として,オルガノイドが固形ゲル内に埋没された状態であり,細菌との共培養が困難なことである.そこで本研究の目的は,この問題点を解決したマウス腸管オルガノイドにおける細菌感染モデルを確立し,歯周病原細菌感染による腸管上皮細胞への直接的な影響を検討することである. 本年度は,前年度確立した腸管オルガノイドを用い,インジェクターを用いた細菌感染モデルの樹立を検討した.
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