Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
現在本邦では、歯科治療に対して恐怖心が強く、通常の歯科治療が困難な患者に対して、静脈内鎮静法を用いた歯科治療を行っている。静脈内鎮静法は抗不安作用のある鎮静薬を点滴から投与して恐怖心を軽減することで歯科治療のストレスを緩和する方法である。静脈内鎮静法を併用した歯科治療は快適ではあるが、鎮静薬を過剰投与すると呼吸困難や窒息などの医療事故につながることが報告されている。そのため、歯科麻酔科医は静脈内鎮静法中の鎮静深度(鎮静薬がどの程度効いているか)を常に評価する必要がある。本研究では、静脈内鎮静法中に装着するパルスオキシメータを用いて鎮静深度の評価が可能かどうかを検討する。