Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
本研究は、途上国辺縁地域住民の化学物質曝露による酸化ストレスへの影響を、腸内細菌による修飾作用も考慮して検討することを目的とする。ラオス北部山岳地域では急速に近代化が進み、住民の化学物質への曝露も変化していることが推測される。しかし、化学物質曝露及びその健康影響について、途上国辺縁地域での知見はほとんどない。そこで、近代化が進むラオス北部の住民を対象に、化学物質曝露と非感染性疾患の基盤病態である酸化ストレスとの関連を検討することを目指す。特に、多様な化学物質への複合曝露による影響を考慮する。さらに、外的要因である化学物質曝露に加えて重要な内的要因である腸内細菌叢の役割にも着目する。