Moral Case Deliberationファシリテータ養成プログラムの開発及び実施可能性の検討
Project/Area Number |
22K21126
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Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
0908:Society medicine, nursing, and related fields
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Research Institution | Kanto Gakuin University |
Principal Investigator |
蘆田 薫 関東学院大学, 看護学部, 助教 (00966575)
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Project Period (FY) |
2022-08-31 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | Moral Case Deliberation / Moral Distress / Clinical Ethics / Programming Development / Feasibility Study |
Outline of Research at the Start |
医療従事者のモラルディストレス(倫理的苦悩)は、医療従事者のバーンアウトや離職につながり、さらには医療従事者の士気の低下や患者ケアの質の低下にまで繋がる問題である。Moral Case Deliberation (MCD)は、倫理的に悩ましい事例の話し合いにおいて、話し合い参加者同士の対話を行い相互理解を促す方法論であり、モラルディストレス軽減効果が期待されている。本研究ではMCDの方法論に着目し、①MCDに必要不可欠なファシリテータの養成プログラムの開発、および②ファシリテータ養成プログラムの実施可能性を検討することを目的とする。
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Outline of Annual Research Achievements |
医療従事者のモラルディストレス(倫理的苦悩)軽減効果が期待されているMoral Case Deliberation (以下MCD)は、倫理的に悩ましい事例の話し合いにおいて、話し合い参加者同士の対話を行い、相互理解を促すオランダ発祥の方法論である。日本では、アメリカ発祥の医療倫理の四原則に則り、Jonsenの四分割表などを用いて話し合いを行われることが多い。この方法は情報の整理には向いているものの、関係当事者の価値や信念に焦点を当て、対話することは主目的とされていない。 MCDはモラルディストレス軽減効果が見込まれるものの、先行研究から臨床現場でのMCD実施には①話し合いの実施時間確保の難しさ、②MCDファシリテータ養成の必要性の課題が見出されていることが明らかとなった。これらの課題を考慮して、MCDを臨床において実践可能となるよう、ファシリテータ養成プログラムの内容を検討し素案の基盤となる方法論を決定することができた。また、参考としてオランダアムステルダム大学主導で行われているMCDファシリテータ養成プログラムの国際オンラインコースでは、約50時間におよぶ養成プログラムが実施されており、座学と実践が含まれている内容を考慮し、日本の臨床現場での実施可能性を検討しつつ、本研究のファシリテータ養成プログラムの内容を検討していく事となった。 今後は、ファシリテータ養成プログラム(案)の内容を精査・検討し、研究実施フィールドの調整と実施可能性の検討を行っていく。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
MCDはモラルディストレス軽減効果が見込まれるものの、先行研究から臨床現場でのMCD実施には①話し合いの時間確保の難しさ②MCDファシリテータ養成の必要性の課題が見出されていることが明らかとなった。これらの課題を考慮して、MCDを臨床において実践可能となるよう、ファシリテータ養成プログラムの内容を検討し素案のベースとなる方法論を決定することができたが、その日本語版の開発を着手し始めたところである。また、研究の実施フィールドを検討する必要があるが、その調整を行う必要がある。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、MCDファシリテータ養成プログラムの基盤となる方法論の日本語版を開発するため、日本語への翻訳から英語への逆翻訳、開発者との内容の検討を経る必要がある。さらに、それをもとにしたファシリテータ養成プログラムを作成し、研究の実施フィールドの確保と調整を行っていく。 研究実施と調査が完了したら学会や論文等で成果公表を行う予定である。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)